遡れば江戸時代になる創業時より受け継がれた「清浄生掛け(しょうじょうきがけ)」の伝統技術によって作られる和ろうそくの製造を行っている。
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一本ずつ手作りの和ろうそくに、丁寧に絵付けをされた和ろうそくが店内に並ぶ。
<ろうそくは、ご先祖様へのお便り>
きれいに絵付けされているろうそくを燃やすのはもったいない・・・と言われることも多いのですが、それはろうそくが無くなるのではなく、ご先祖様へ届いたと言うことなんです。by松本恭和社長
![松本商店](https://nishinomiya-style.jp/wp-content/uploads/2019/02/s-111222-8646-800x529.jpg)
松本商店>>の奥には創業時より伝えられている「清浄生掛け」の作業場があり、今も伝統が引き継がれている。
和ろうそくの原料は、植物のハゼの木の実の油(木ろう)。
木ろうは、パラフィンワックスや他のワックスにない独特の粘りを持ち、 食品衛生法にも適した安全性をもっている。
ところが、この貴重で利用価値の高い木ろうが、近年少なくなってきているのだという。
溶かしたロウを何度も掛けてローソクを作っていく時の芯になる竹も今は手に入りにくいとか。
店内の様子 絵ろうそく 原材料のハゼの実 清浄生掛け(しょうじょうきがけ)
和ろうそくの煤は、油煙が少ないのでお仏壇やお部屋を汚しにくいことや、風がなくても、ゆらぐ炎が色々な表情を見せてくれるなど、独特の特徴があるが、安価に量産されるパラフィンのローソクに押されているのが現状のようだ。
住所:兵庫県西宮市今津水波町11番3号
電話:0798-36-6021
ホームページ http://www.warosoku.com/