「第二の人生は、自分のに生きたい!!」と早期退職して、JICA(国際協力機構)のシニアボランティアとしてバヌアツ共和国を舞台に実現の一歩を踏み出した仲誠一さん。
2年間ご夫婦でバヌアツでも暮らし、日本に帰国後は出前授業として、バヌアツと日本の子ども達の交流などの活動と共に通信を書き続けてきた。
今回の地震では、これまでバヌアツの学校と交流して来た子ども達が募金活動の声を上げ、仲さんのネットワークで現地のナバンガピキニニ委員会と連絡をとりながら支援金の口座も開設された。
2025年1月31日まで:バヌアツ緊急支援募金受付中!
2024年12月17日にバヌアツ共和国の首都・ポートビラで発生した地震では、ビルの崩壊や大規模な土砂崩れ、橋の破損等の甚大な被害が発生し、ポートビラ市内・郊外で多くの被災者も出ている。
これまでバヌアツの子ども達と交流してきた子ども達がバヌアツの地震のニュースを見て、現地のことを心配して支援の声を上げたと言う。
在バヌアツ日本国大使館のウェブサイトによると、現在さまざまな団体が支援を始めているがいるが、その中で長年仲さんが関わってきた日本とバヌアツの子どもたちの交流を中心に活動してきたナバンガピキニニ友好協会でも、子ども達の支援の思いをサポートするかたちで支援活動が開始されている。
<募金の振込先>
①ゆうちょ銀行
口座番号:00900−9ー310123
口座名:バヌアツ・ナバンガ ピキニニ友好協会
預金種目:当座 店名:〇九九店 口座番号:0310123 受取人名:バヌアツ・ナバンガ ピキニニ友好協会
お願い:通信欄に「バヌアツ 地震被災児支援」とお書きください。
②三井住友銀行 夙川支店(店番号 374)
口座番号:普通 4240799
受取人名:バヌアツ・ナバンガ ピキニニ友好協会 代表仲 誠一
※この募金は忌避金控除の対象ではありません。
バヌアツ・ナバンガピキニニ友好協会のウェブサイトはこちらから➡︎
これまで、日本とバヌアツの子ども達の交流を出前授業と言う形で支援してきたが、今回もZOOMなどを使って両国の子ども達が交流し合う中で、子ども達からも支援の声が上がってきた。
募金は、現地のナガンバピキニニ委員会を通じ、現地の困っている学校で役立てられる予定。
在バヌアツ日本国大使館のウェブサイトにある、緊急支援のリスト
ユニセフ➡︎
バヌアツ赤十字社➡︎
プロメディカルバヌアツ➡︎
アクションエイド➡︎
ナバンガピキニニ➡︎
バヌアツってどんな国
バヌアツ共和国はオーストラリアのケアンズの東約1,800km、に位置し、80あまりの島々が南北約1,200kmにわたって広がる群島国。
1980年7月、74年間の英国とフランスの共同統治から独立し、翌年には日本との国交が開始されている。
面積は新潟県ぐらいで、人口約30万人が暮らす。
また、バヌアツは2021年発表のHPI(地球幸福度指数)で第1位の国!
(2021年の日本は第57位)
地球幸福度指数とは・・・
地球幸福指数(Happy Planet Index。以下、HPI)は、ベルリンに拠点を置くシンクタンク・Hot or Cool Instituteが3〜4年ごとに発表する「持続可能な幸福」を測る指標のこと。これは、「平均寿命」と自己申告による「ウェルビーイング」を「エコロジカル・フットプリント」で割ることで算出される。これにより、人間が本来あるべき姿で、自然と共存した生活が営まれている度合いが地域ごとに導き出される。
わかりやすく言えば、「環境に配慮しつつも、人々が長く幸せに暮らすにはどうしたらよいか」という視点に立つのがHPIだ。国内総生産(GDP)に替わる次世代の指標として注目を集めている。
こちらのサイトから転載させていただきました➡︎
日本から見たら、貧しい生活をしていると見えるバヌアツが、何故、幸福度が高いのか?仲さんにお聞きしてみた。
「食べるものと、住むところに困らないと言う強さもあると思います。なにより、バヌアツの人は、昔から何が起こっても誰も見放さず、みんなで生き延びようとするんです。今回の地震後も、4日後には結婚式が行われたようです。それを見ていたJICAのボランティアがとても素敵な時間だった!と言ってました。」
何があっても「あんたも困ってるけど、私も困ってる!一緒にやろうよ!」そんな毎日の営みがある国だから幸福度が高いのだろう...と仲さんは言う。
バヌアツ・ナバンガ ピキニニ友好協会の活動
仲さんがシニアボランティアとしてバヌアツに行ったのは、今からもう20年近く前になる。帰って来てからは、バヌアツの事を知ってもらいたいと写真展をしたり、子ども達への出前授業をする活動に力を入れて来た。
『ナガンバピキニニ友好協会』を立ち上げたのは、2015年に発生した大規模なサイクロンでの被害の時だった。
そんな活動に賛同する会員に支えられ、皆さんの会費と寄付で運営している。
こうして、年に4度の通信の発行も続いてきた。
「最近、若い人たちが海外に行かなくなって来てます。私は一度は海外に行って自分の体で外の世界の空気を吸って来て欲しいと思っています。そのためにも、子ども達には『驚き』を経験して欲しいんです。出前授業では、いつもバヌアツから来ている留学生と一緒に行きます。留学生にとっても日本の子どもたちにとっても、とても有意義な時間になります。もちろんzoomで現地の子ども達との交流もあります。」
昨年の11月には、津門小学校の4年生の子ども達が交流した。
「事前にバヌアツの事をいろいろ調べたりしながら本番を迎えるようなのですが、後でいただく感想文を読むと、子ども達がそれぞれ考えてくれていることが分かって嬉しいですね。」
そんな津門小学校では1月9日〜17日の間、子ども達が中心になって校内での募金活動も始まっているようだ、
小さい時に驚きを感じて欲しい!と言う仲さんの出前授業活動は、西宮市内にとどまらず京阪神にも広がっている。
子ども達への取り組みと同時に、仲さんが力を入れているのはバヌアツの事を知ってもらって、バヌアツに行ってくれる人を増やす事。
残念ながらバヌアツまでは直行便がないので、フィージーとは違って観光客は少ない。
日本からだと「フィージー経由」が一番いいと仲さんが言う。南の島はたくさんあるが、幸福度ランク1位のバヌアツ共和国の幸せを体験してみませんか?
緊急募金活動を支援してくださる方はこちらから➡︎
ナガンバピキニニ友好協会のウェブサイトはこちら➡︎
(正会員/賛助会員も随時募集中)