今年8月1日に阪神甲子園球場が開場100周年を迎えるのを記念して、
郷土資料館では、甲子園「地域」の歴史を紹介する展示がはじまりました。
スタートは江戸時代の古地図で、武庫川と支流の枝川・申川の様子を見てみます。
そして明治時代になるとまずは鳴尾村が賑わい、鳴尾イチゴ・百花園・競馬場など
行楽地だった様子が紹介されています。
その発展は阪神電車の開通によるところが大きく、次には甲子園球場の建設から
運動公園や阪神パークや甲子園ホテルなどが作られました。
さらに浜甲子園健康住宅地などの郊外住宅地開発も始まりました。
このような時代の流れが、当時の写真やポスター・パンフレット・絵葉書などが
たくさん貼られて紹介されています。
見どころのひとつは、昭和11年の「西宮市鳥瞰図」(吉田初三郎)だと思います。
細部は「にしのみやデジタルアーカイブ」でじっくり見るのがおすすめですが、
実際の資料の大きさや緻密さを感じられるのはやはり現物ならではですね。
特別展示「甲子園の足跡(そくせき)~枝川・申川から甲子園へ~」
西宮市立郷土資料館 令和6(2024)年7月20日(土)~9月1日(日)
学芸員による展示解説会(同じ内容で2回開催)
第1回:2024年7月27日(土) 10時30分から45分ほど
第2回:2024年8月17日(土) 10時30分から45分ほど丸山健夫氏(武庫川女子大学名誉教授)による特別講演会 ※要申込2024年8月10日(土) 13時30分~15時 ※受付は終了しています