先日、名塩郷土資料室に行ってきました。名塩和紙の製作に使われる用具や、名塩でしか採れない材料の紹介をしています。
紙と言えば、みなさんは大体、白を連想すると私は思います。
でも名塩和紙は、5色展開で、白系(名塩鳥の子)やベージュ系のほか、ペパーミントブルー(カブタ)やマスタードイエロー(尼子)といった色もあるんです。
ちなみに、名塩の泥とガンピが混ざってできた名塩雁皮紙は、紙と言うより、上等なシルクのようです。 泥入りでない名塩鳥の子は、ガンピのもつ光沢のある繊維の質感が強調されて、こちらも紙と言うよりさながらパールのような宝石を見ているような気分になります。