171号沿いの西宮中央運動公園がどんどん更地になって来ている。
2029年4月の全面オープンに向けて、今年の4月から敷地内の施設の取り壊しが始まっている。
再整備事業は西宮コネクトパーク(清水建設を代表とする企業グループ)が受注し、2027年4月に新陸上競技場、同年12月に新中央体育館が先行オープンし、2029年3月に「西宮CONNECT PARK」として全面オープンする予定。
工事が進んできている様子
4月1日にすでにフェンスができていたことは記事にしていたが、いよいよ更地になってきたので、一旦まとめて記事にしておこう。
実は、ここはアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの聖地だった
「涼宮ハルヒの憂鬱」は角川スニーカー文庫から2003年6月に出版されたライトノベル。
これまでに11巻出版されているが、まだ完結していない。
涼宮ハルヒシリーズを、大胆に、ひとことで紹介すると「学園SF物語」。
小説の他にスピンオフ、アニメ、漫画など多くの関連作品もあり、小説は15ヶ国語で出版されており海外のファンが多い作品だ。
作者の谷川流さんは西宮市の出身で、小説の中では西宮の風景を想像させる地名やシーンが多く登場することで有名。
初めてアニメ化された時には、まさに西宮の風景がそのまま描写され、それをきっかけに作品の聖地として西宮を訪れるファンも多い。
2019年に、アニメツーリズム協会より正式に「涼宮ハルヒシリーズ」の聖地として認定され、認定プレートは現在、西宮北口の北口図書館内にある。
その涼宮ハルヒシリーズのアニメの中には、中央運動公園の野球場で野球をするシーンや陸上競技場で夏祭りが行われているシーンが出てくる。
遠くから聖地・西宮を訪れるファンが、わざわざここに立ち寄るという場所だったが、それらも今は跡形もない更地となってしまった。
古い作品なので仕方がないが、様々な開発と共に聖地の風景が次々と失われ行くのは少し寂しい!!
キョンと古泉が乗ったあのタクシーも、、、、
無くなる・・・と言えば、涼宮ハルヒシリーズに出てくるのが黄色い相互タクシー。
甲陽園駅前の営業所も、そのまま忠実にアニメの背景となっている。
しかしこの車種もはすでに生産が終了しているので、後5~6年後には走る姿も見られなくなりそうだ…。
黄色い相互タクシーも、またいずれ消失していく…。