書籍や装束、調度などに風を通してカビや虫の害を防ぎ、点検・補修する「虫干し」。日本では夏の土用のころに行う風習がありました。
中国で古くから「曝涼(ばくりょう)」と呼ばれて行われていたそうで、平安時代の書物にも記されています。
西宮神社の古い書物にも、旧暦7月7日(七夕)に行われる恒例の年中行事として虫干しの記録が残っています。
今年(令和2年)は、8月6日(木)に、兵庫県指定重要有形文化財である「西宮神社御社用日記」212冊の虫干しが行われ、一般の人にも無料公開されます。
令和2年8月6日(木)11時~15時
西宮神社 社務所2階 和室
(雨天の場合中止)
西宮神社御社用日記
西宮神社の神主等が代々書き綴ってきた社務日記。
元禄7年から現存しており、江戸時代だけで212冊ある。
平成28年(2016) 西宮市指定重要有形文化財
平成29年(2017) 兵庫県指定重要有形文化財