阪神間には川の上にある駅が多いですが、阪神の香櫨園駅も川の上にあり、バルコニーが設置されているなど。とても趣のある駅です。
明治40年に香枦園駅として開設され、長くこの字が使われていましたが、高架工事の改修とともに『香櫨園駅』という表記になったようです。

もともと香櫨園という名前は、大阪商人の香野蔵治と櫨山喜一によって造られた『香櫨園遊園地』の当時の最寄駅であったことから名付けられました。
約8万坪の『香櫨園遊園地』の敷地には、ウォーターシュート、メリーゴーランド、博物館、動物園、音楽堂など近畿では最大の遊園地として親しまれたようですが、開園からわずか6年ほどで閉鎖されています。