南北朝から戦国時代の頃に、土豪の瓦林氏が城と一族の氏神の神社を建立したといわれている日野神社は、瓦林城があったとも言われている場所です。
境内にはたくさんの種類の木があり、社叢林は兵庫県指定天然記念物に指定されています。
周りから見ても鬱蒼とした社叢林でしたが、神社関係者や地域の方々が一緒になって、東側が綺麗に整備されてきました。
平成26年からは、県の緑化事業の一環として、桜やドウダンツツジ、キリシマツツジ、アジサイなどが植えられ、この時期は年々キリシマツツジが大きくなり、真っ赤な絨毯になってきています。
日野神社の社叢は阪神間に残る暖地性植物群落がめずらしいと言われているそうですが、それぞれの木にはきちんと名前もつけられています。
どんどん宅地開発されていく中で、こうした鎮守の森は貴重な自然となりますね。
ドウダンツツジや紫陽花と、これから季節が変わる中で私たちを楽しませてくれるのでしょう。
その昔、ここはキリシマの宮と言われるほどキリシマツツジが多かったそうですが、新しい名所となっていくのでしょう。
この日野神社は、増山実著『勇者たちへの伝言』に重要な場所として登場しますね。
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