公園名の「森具(もりぐ)」は、この地域の古い村名「森具村」に因むもの。
今は森具という地名があるわけではなく、この公園や国道2号線の交差点名、バス停名などに残る。
この森具・・・という地名は、夙川を渡るJRの鉄橋にある「守具川橋りょう」という表記にその由来がたどれるという。
慶長十年摂津国絵図には、当時の夙川は「シュク川」と表記されており、守具川=シュク川=夙川という変遷が推測されるという。
阪神淡路大震災ではこのあたりの被害がとても大きく、その復興の中でこの広い公園がつくられた。
森具公園は今の屋敷町にあるハナカイドウのきれいな公園。
防災公園の一面を持ち、公園の地下には貯水タンクが完備していて、公園内には手押しポンプがある。
誰でも自由に押して水がでるようになっており、その水が水路に流れて行くので、夏には子供たちの格好の遊び場となっている。