明治40年に開設された香櫨園遊園地では、この池に向かってウォータースライダーが設置されていた。
今は、片鉾池のほとりに池に張り出すように松下幸之助氏>>が寄贈した夙川公民館が立っている。
(ホールは、松下記念ホールとなっている。)
毎年4月の始めに開かれる西宮市の「さくらまつり」では、この公民館もイベント会場となる桜のきれいな池。季節によってカキツバタや蓮の花も楽しめる。(最近、ハスの花が見えなくなっている,./2024年6月追加)
ウォーターシュートのあった「香櫨園遊園地」は、1907(明治40)年に大阪の商人であった香野蔵治(こうのくらじ)・櫨山慶次郎(はぜやまけいじろう)が開設した遊園地だった。
約8万坪という広大な敷地にウォーターシュート、メリーゴーランド、博物館、動物園、音楽堂などがある、大規模の遊園地だったが、この地にあったのは6年ほどという。
その後、一部の施設は香櫨園浜に移転した。
遊園地があったのは、現在の羽衣町、霞町、松園町、相生町、雲井町、殿山町一帯で、その頃はまだ阪急夙川駅はなく、遊園地の最寄り駅は阪神香櫨園駅だった。
中村憲吉/歌集「しがらみ」「松の芽」に出てくる➡
池の周りの公園はJRの線路がすぐ横にあり、電車好きの男の子にはたまらない場所。