台風10号の影響で、残念ながら2024年の「夙川千本燈火」は中止が発表されました。(2024年8月31日 10:30現在)
なお、公民館講座として作った子供たちの燈火は、後日何らかの形で公民館で実施する方向で調整中!!
毎年夏の終わりに苦楽園口駅近くの夙川で「夙川千本燈火」が開催されている。
もう26年になるので、すっかり夏の風物詩になっているが、川の両側や川の中に立てられたローソクが、いつもと違う幻想的な雰囲気を漂わせる。
日時:2024年8月31日(土) 雨天の場合は翌日に順延
時間:18時半〜20時半
場所:苦楽園口駅近くの夙川
この「夙川千本燈火」を企画したのは、夙川の近くで生まれ育った磯野文男さん。
「夏の思い出」を作りたいと考えたのがきっかけ!
小さい頃は、磯野さんもよく遊んだ夙川。
その夙川がいつまでもきれいな川であって欲しい!
自然を大切にして、自然と共生することを願う思いも込めて、夏の思い出作りとして始めたという。
京都や奈良の満灯籠なども見学に行き、材料もいろいろ試行錯誤して、今のようなペットボトルに行きつき、1999年に第一回目を開催した。
20年以上も経つと世話人のメンバーも大きく入れ替わり、協力者も増えて来た。
「今年は、孫が手伝ってくれるんです。」と嬉しそうに笑う磯野さん。
「最近は、いろんな方のお力を借りながらやって行こうと思うようになりました。」
3年ほど前からは、苦楽園公民館の推進員活動の一つとして、子供たちのペットボトルの燈火づくりも行っている。
来年は市政100周年の年。
この千本燈火が西宮のあちこちでできたらいいな!と思っているという。
磯野さん達がつくる燈火は、2リットルのペットボトルとろうそくだけ。
ペットボトルの底に少しの水を入れて重しにしている。
「最初は、ボトルの底に川の砂を入れていたのですが、2時間の間にペットボトルが柔らくなってしまう物がたまに出てきて…。で、水を入れてみたらこれがとてもいいんです!!水のおかげでろうそくの熱もこもらなくなって!!」
100均で買ったろうそくはほゞ2時間で燃え尽きる。
「これまでに2回、雨で順延となりました。昨年はかなりの大雨になって、川の中に立てていた燈火が全部流されてしまいました。『残念でしたね!』ってお声がけいただいたんですが、私の中ではなんだかすっきりして!!(笑) 『原点に帰れ!』って言われたような気がしています。」と磯野さん。
磯野さんの言葉を借りると「原点に戻っての1年目」
今年も、約千本のろうそくで飾る「夙川千本燈火」が、8月31日(土)午後6時半から8時半ごろまで実施予定。
場所は、阪急電鉄苦楽園口駅東側の夙川。
子どもたちが作った燈火も並ぶ。