「そちらは街ライブラリーさんでしょうか??」
一本の電話が、ららぽーと甲子園にあるクリエート西宮にかかって来た。
”いうちちひろ”さん、ご本人からだった。
そんなご縁で”いうちさん”の絵本/ひだまりの歌が、ららぽーと甲子園にあるクリエートにしのみやにやって来た。
(2024年3月31日まではクリエートにしのみやで手にとってご覧いただけます。)
現在西宮にお住まいの”いうちちひろ”さんは、6歳の時「骨形成不全症」と診断され、その後は特別支援学校に行き、日本福祉大学に進学した。
大学生になって、初めて外の地域社会を一から体験したちひろさんの様子なども本には描かれているが、私が想像したよりずっと行動的なちひろさんがいた。
当時のバリアフル(ちひろさん語録)な世界を、持ち前のバイタリティと前向きな生き方で友人たちと共に乗り越え、西宮のメインストリーム協会の設立にも関わったり、アメリカで自律生活活動を体験したりもしたという。
その後、1996年(31歳)旅行先の岡山で出会ったミツル・カメリアーノ氏の色鉛筆画にであった時から59歳の現在まで書き溜めたものが、今回の絵日記画集「ひだまりの歌」となって風詠社から出版された。
手にとって、ちひろさんの緻密なタッチの絵にまず目をうばわれた!!
「今から考えると、まだ全然元気だった!!」と振り返る30代。
そこで運命的な出会いをしたことで、元々描くのが好きだったことにのめり込み、出かけた先や日常の庭先の風景を書き溜めてきた。
今は一日中電動ベッド上で、全介護が必要なちひろさんが「今しかない!」と2020年から渾身の力でまとめた一冊。
溢れんばかりの生命力を感じる絵と生き方を、ぜひ一度見てほしい!!
自立とは、何をどうするか?どう生きるかを決めること!!・・・というちひろさんの言葉が胸に残った。
いうちちひろ著/ひだまりの歌(風詠社)1870円
全国の書店やネット書店で販売中!!
【エピソード】
ちひろさんから頂いた絵本をクリエートにしのみや(ららぽーと甲子園内)に飾った。
「こんな風に飾りましたよ!」と写真を送ったら、「そこに写っている木のお人形はHughugの製品でしょうか??」というお尋ねが返ってきた。
なんと、私たちが古くから懇意にしてきたイーテック有限会社に勤めていた時期があったという。
繋がりの不思議なご縁をまた感じた!!