『拾われた男』の原作者/松尾諭の第二作『フラッパー』は武庫川団地が舞台

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武庫川団地

前作の自伝風エッセイ『拾われた男』は、2022年に連続ドラマとなりNHKプラスやNHK地上波で放送され、ディスニープラスでは現在も配信中。
西宮市民だけでなく視聴率や反響も大きかった作品だが、原作はほぼ自伝・・・だという。

松尾諭さんといえば、今年の新年号の西宮市の市政ニュースにも寄稿されていた俳優。
最近は、民放のコメンテイターや朝ドラにも出演するなど、私たちの目にふれることも多い人。

2022年11月に出版された2作目は、武庫川団地で育った松尾諭さんの小6から高校までの多感な思春期の話。

本のカバーや挿絵、ドラマの中でもふんだんに使われていた絵はすべて松尾さん自身の作品。味のあるイラストで印象に残る。
テンポの良い文章とともに、才能の塊だとつくづく思う。

内容は、中学・高校時代の惚れやすい彼の振られっぱなしの話だが、ずっと身近にいた彼女にだけは告白できなかった。
その彼女が・・・・・・・・・ぜひ読んでほしい!

マンモス団地のニジノマチにある、シンリョクノマチ、ジュモクノマチ、オオゾラノマチ、サクラノマチで繰り広げられたほろ苦い青春時代の物語を、私は現実の場所とドラマの『拾われた男』でのシーンを、頭の中でごちゃごちゃにしながらあっという間に読破した^_−☆

武庫川団地という名は出て来ないけれど、細かく描写されているニジノマチはまさにそのまま。
また文中には「甲子園駅」や「西宮」という単語も出てくるので、舞台と言ってもかまわないだろう。西宮市民ならより楽しめること間違いなし。

投稿日時 : 2023-01-12 16:02:23

更新日時 : 2023-01-22 16:40:14

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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