2011年頃から始まった阪神甲子園駅の改修工事が昨年の春にほぼ終わり、今は駅の南側に円形広場を作るなど、駅から球場までの約100mほどの整備に取りかかっているようです。
計画では19年度までに商業施設の建設、広場の無電柱化、円形広場の設置、西バスターミナルの改築や道路整備についても盛り込まれているといいます。
年間400万人近い人が訪れると言われている阪神甲子園球場は、阪神タイガースの本拠地であり、高校野球の聖地です。そんな大勢の方を迎える甲子園球場までの道のりが、これからどんなふうに変わっていくのか楽しみですね。
“タイガースロード”という名称になるのかどうかは別としても、試合前、球場に向かうワクワク感が掻き立てられる仕組みが作られそうです。こんなニュースも流れています➡
すでにこれまであった店舗などの用地買収は終わっているようで、フェンスに囲まれていました。(2017年12月22日撮影)
同時に甲子園駅の南西・旧イオン甲子園店のその後が注目されていましたが、三菱地所が新しい商業施設「Corowa(コロワ)甲子園」としてリニューアルすると発表しましたね。
地下2階には食品スーパーとしてイオンが入り、地下1階~地上3階は衣料品や雑貨店、レストランなどが入り、地上4階から屋上は駐車場になるようです。 実際にどんなお店が入るのかは、まだ正式に発表されていませんが、名称の「Corowa」は「ココロ、ワクワク」するような施設を目指すということから名付けられたようです。こんな完成予想図が発表されています➡
イオン甲子園店が入っていた「甲子園東洋ビル」は、元々、甲陽学院高等学校跡地の一部に建設されていました。
1993年6月に「プランタン甲子園」(ダイエー系列)としてオープンし、その後「ダイエー甲子園店」➡「イオン甲子園」と変遷してきました。
ところで、駅の南側にある少し高くなった松林は、昔々にあった枝川の堤防の名残です。甲子園筋を挟んだ東側の商業施設の後ろにも少し高くなった松林がありますが、対岸ということになります。
大正12(1923)年に枝川樋門(武庫川女子大甲子園会館の少し北側あたり)で水を止め、枝川と申川がなくなり、その川を埋め立てて新しくできた土地は阪神電鉄が買い取りました。
申川はちょうど甲子園球場のすぐ北側から、球場の西側を流れていて、そこも現在は道路になっています。
甲子園球場は枝川と申川のちょうど分岐点に位置していることになります。
時代の流れとともに景色もどんどん移り変わっていくのですが、西宮流(にしのみやスタイル)としての今の最大関心事は、駅前の西側のこの堤防の名残である松林が残るかどうかです(笑)
来年1月の『ブラタモリ』が宝塚だそうですが、西宮流(にしのみやスタイル)の密かな願いは、この川の跡やかつてSLも走ったという阪神の武庫川線などをぜひタモリさんに歩いてほしい!!
そのためにも、この堤防あとの松林が重要なんですけど・・・・・(笑)
まあ、松の木も古くなると倒木の恐れも出てくるでしょうから、いつかは無くなるかもしれないんですけどね。
でも、あの段差は残して欲しい・・・・・・
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