鳴尾浜臨海公園南地区の中にあった『リゾ鳴尾浜』が昨年11月末に閉館したが、植栽の木に大きな影響が出ている。
隣接する公園は、リゾの閉館とは関係なく季節の草花がきれいに手入れされていて、やはり人は少なくなったというが、園内の東屋ではお昼の軽食を食べる人の姿や、本を読んでいる人の姿もある。
元々、リゾ鳴尾浜は隣接するごみ焼却の発熱を利用するという事で整備されてきたこともあり、結構南国の木々も多い。
玄関前のジャカランダは、南米で自生する木で、6月頃にはきれいな紫の花を咲かせてくれていた。
このジャカランダも熱帯の植物という事で、日本の冬には弱い植物だが、リゾ鳴尾浜の温水などで地熱が保たれていて、大きく育ってきていたが、昨年のリゾ鳴尾浜の閉館でその地熱の恩恵が一気になくなり、非常に危ない状態になっている。
この突然の大きな環境の変化で、ジャカランダが枯死寸前。
この冬、公園の職員も心配してきたが、ここになってようやく小さな芽を付け始めているが、この後盛り返してくれるかどうか心配だという。
「これから暑くなってきたら、水やりなどを多めにしたり、気を付けながら見守りたいと思います。毎年お問い合わせの多い木でもあるので、何とか頑張って欲しいです。」と公園スタッフ。
玄関横に地植えされている、もう一本のジャカランダはいつも通り葉をつけ始めているが、こちらはこれまでまだ花をつけたことがないという・・・・。
やはり、熱の恩恵を受けていた玄関前のジャカランダの方が、大きく育ちきれいな紫の花をつけてきた。
鳴尾浜臨海公園には、同じく南米・ブラジルの国花になっているイペーもある。
玄関横と公園内の二か所にあるイペーが黄色いきれいな花をつけている。(2021.4.23)
イペーの花 公園内にあるイペー
イペーは黄色の他に、ピンク・白・紫の花があるが、ブラジルの国花のイペーは黄色い花。
これも南米の木なので育ちにくいが、元気に黄色い花をつけている。