枝川町にある武庫川女子大の中高等部の敷地を取り巻く街路に、ずらっとメタセコイアが並んでいるところがあります。
メタセコイアは大きくなると25m〜30mになるヒノキ科の針葉樹ですが、新緑や紅葉と季節のうつろいを楽しませてくれます。市内の学校にもメタセコイアが植えられている所がありますが、この通りのように両側に並木になっているのは圧巻です。
メタセコイアの並木で有名な所と言うと滋賀県のマキノ高原へのアプローチ道ですが、この枝川町のメタセコイアの並木もなかなか壮観です。
なぜここにメタセコイア並木があるのかということについては、メタセコイアを発見した植物学者・三木茂博士が最後に教鞭をとられたのが武庫川女子大学だったということが大きく影響しているようです。
元々、三木博士は岐阜県や和歌山県の1100万年前~100万年前の粘土層からこのメタセコイアを発見されたようですが、その後中国で生きているメタセコイアが発見されたことから「生きている化石」と言われるようになっています。
三木先生に縁のある所として苗木が送られ、西宮では武庫川女子大付属中高等部周辺や市内の学校や公園に植えられています。
新緑から紅葉、そして葉を落とした冬の佇まい・・・と四季折々に魅力ある木ですね。