ウィルキンソン 記念館(ウィルキンソンタンサン)

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ウィルキンソンタンサン

神戸に住んでいたイギリス人の実業家クリフォード・ウィルキンソンが、明治22年ごろに宝塚で鉱泉を見つけて操業を始めた。しかし源泉の枯渇などもあり、明治37年に後ろの山から鉱泉水がふんだんに湧き出た西宮の生瀬に移転した。

国内はもとより海外にまで販路は広がった。
後にアサヒビール>>が『ウィルキンソン タンサン』の商標権を獲得し、現在はアサヒビールの子会社のアサヒ飲料で生産販売している。
100年を超える歴史のあるブランド。

ウィルキンソンタンサン

生瀬での創業当時の明治38年には、宝塚駅と生瀬駅の間に惣川駅という貨物扱いを主とした駅ができ、そこから炭酸水を運んでいたという。

昭和58年(1983年)にアサヒビールが商標権を獲得した後、平成2年(1990年)に工場は閉鎖され、平成7年に工場は解体されマンションとなった。
現在、そのマンションのすぐ横に『ウィルキンソン記念館』があり、二階の小さな部屋には、ウィルキンソンの資料が残されている。
記念館は「生瀬ふれあい広場」として憩いの場にもなっており、地域の方々のサークル活動の場にもなっていて、地元の方々が管理されている。
記念の写真や資料などの展示は二階の奥の部屋にある。
9時から4時まで見学可能。(昼休み休館り/土日祝は休館)

住所:西宮市宝生ケ丘1丁目24
(宝塚駅から生瀬水道橋を渡って徒歩約20分)
(阪急バス 生瀬橋バス停下車徒歩約2分)
開館:平日9時〜12時 13時〜16時 土曜は午前中のみ(日祝休館)

生瀬水道橋の向こう側のマンションがウィルキンソン炭酸の工場があった場所

記念館は宝生ヶ丘自治会が管理しているが、近年「ウィルキンソン記念館推進委員会」もでき、展示品なども充実しつつある。

生瀬水道橋
マンションの裏手の山から鉱泉水を汲み上げた
生瀬水道橋
2022年 パンフレット完成

投稿日時 : 2021-03-30 19:09:36

更新日時 : 2023-10-26 14:04:10

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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