高校野球『夏の甲子園』の名物といえば「かちわり氷」。
かち割った氷をビニール袋に入れてストローで飲むという商品。
考案したのは、地元鳴尾町で100年になるという飲食店/まるまんを営む梶本泰士さんのお父様。
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泰士さんが小学校の頃、金魚すくいをして持ち帰った持つビニール袋に入った金魚を見て、お父さんの国太郎さんが閃いたのが始まりだった。
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それより昔は、たこ焼き用のフネに乗せてカキ氷を売っていたが、赤い蜜がこぼれてお客さんの服を汚すことが悩みの種だったようだ。
「これなら頭も冷やせるし、溶けたら飲める!!」とストローを付けて売り出したら大ヒット商品になった。
昔はお客が、ジュースの素という粉末を持ってきて解けて来た頃に入れたり、ポケットウィスキーのビンを持ってくることも多かったという。
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かちわりを売るのは、朝の10時頃から午後4時頃まで。
風と雲と試合のカードが売れ行きが左右するが、砕氷機の稼働のコントロールは長年の勘。
今は砕氷機だが、昔は金槌でたたいたり、アイスピックで割っていたという。
「かちわり」・・・とは、叩いて割ることと「かち=勝つ」に掛けてのネーミング。
今年も、暑い夏の試合に「かちわり」が大人気(^_-)-☆