かつての西宮の空気が、まるでタイムカプセルのように鮮やかに保存されている作品を知っていますか?
それが、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』です。
制作した京都アニメーションのスタッフが、現地を丹念に歩き、当時の街並みを驚くほど緻密に描き出しました。いわば、2006年頃の西宮の記憶が、そのままアニメの中に閉じ込められているのです。
第14話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」
みなさん、ご無沙汰しております! 2026年4月から始まった「涼宮ハルヒの憂鬱」の再放送、楽しんでいますか?とうとう最終回の第14話を迎えてしまいましたね。寂しい……! 最終回は、あの独特な空間のお話ということもあって、西宮の風景はあまり登場してこないのですが……最後に阪急西宮北口駅の「にしきた公園」が少し登場するのをお見逃しなく!
それでは、今回も作中とおなじみのスポットをご紹介します!
◎甲風園第一踏切
20年前も今も、変わらないあの風景がここにあります。
目の前には「アクタ西宮」があり、阪急今津線(北)にはお馴染みのマルーンカラーの阪急電車がガタゴトと走っています。
右側のお店は時代とともに色々変わっているんだろうな……と思いを馳せつつも、この踏切周辺の風景そのものは今も変わっていません!

◎西北・北西口 その1
もちろん劇中では「西宮北口駅」とは直接表現されておらず、看板には「北口駅」と書かれています。
よく考えると「北口駅」って、ちょっと不思議で面白い駅名ですよね。
「北口市」という街があるなら分かりますが、シンプルに「北口」だけなんて、なんだか愛着がわいちゃいます(笑)。
駅前の「にしきた公園」の風景は再開発などで大きく変わってしまいましたが、この「西北・北西口」の外観は当時と変わらない姿で私たちを迎えてくれます。

◎西北・北西口 その2
北西口を駅側から外へ向かって見る構図です。
こちらも今も変わっていません!
「にしきた公園」へと繋がる通路の左側には、お馴染みのタクシー乗り場が見えますね。
劇中の看板をよーく目を凝らして見ると……なんと「阪急タクシーのりば」と読めなくもないんです!!
もしかすると、劇中で「阪急」という地域や鉄道会社を特定できる名称がうっすら出ているのは、ここだけかもしれませんね。
ハルヒファンなら思わずニヤリとしてしまう隠れポイントです☆

最後に――変わりゆく西宮の街を愛して
4月から不定期に連載してきた「20年前の西宮を歩く、タイムトラベルへ。」も、いよいよ今回で最終回となります。
今回の再放送が2006年度版で本当に良かったです!
もし2009年度版だったら、「エンドレスエイト」や「涼宮ハルヒの溜息Ⅰ~Ⅳ」で、さらにたくさんの20年前の西宮の風景が登場していたはずなので、嬉しすぎて毎週のように西宮市内を駆け回っていたかもしれません(笑)!
先日、JR東海さんとのコラボイベントの車内コンテンツ「オリジナルボイスドラマ」を聴いていたのですが、その中で長門有希ちゃんが、原作・谷川流さんの素敵な言葉を紹介してくれていました。(記憶だよりでの記述です)
「舞台のモデルとなった街の風景は変化し続けており、小説の想定だった80年代後半の西宮の景色も後に失われていた。アニメロケハンのときも失われ、今も失われ続けている。筆者は寂しさを感じつつも、その変化を受け入れている。」
今回の「20年前の西宮を歩く」という私の旅は、谷川流さんが仰る「その変化を受け入れる」ための心の準備であり、消えゆく愛おしい記憶を胸に深く刻みつけるためのタイムトラベルだったのかもしれません。
5年後、10年後、もし再び『涼宮ハルヒの憂鬱』の再放送やイベントがあったときには、また同じ場所でカメラを構えて、「その変化」をまたみんなで笑顔で受け入れようではありませんか!
これからも、ハルヒの聖地・西宮をみんなで全力で応援していきましょう!!
(By 我)



























