手作りの出来たてホヤホヤの祝儀袋が並ぶお店@夙川グリーンタウン

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阪急夙川駅前にある夙川グリーンタウンに「婚礼儀式用品」のお店・澁谷がある。
この日通りがかったら、店頭でスタッフさんがせっせと祝儀袋を作っておられ、水引きを結ぶ様子に思わず足が止まった。

一つずつ手作りの「婚礼儀式用品」のお店・澁谷

足を止めて拝見させていただいていると「今年は、澁谷の創業300周年なんです。」と、粗品までいただいてしまったが、1724年(享保9年)に高麗橋で創業したお店の分家として、夙川グリーンタウン開業と共に1977年(昭和53年)からあることを改めて知った。

店頭には様々な飾りをつけた祝儀袋などが並んでいるが、ここにあるのは、全てが一つずつ手作りだ。

和紙をガイドを使って折っていき、それに水引をかけていく。

素敵な和紙を重ねて綺麗に折るのは熟練の技もいる。「もう15年ほど!」とおっしゃるスタッフは、作業が早い。
和裁で使う象牙のヘラを利用して、すっきりと折り線を作りながら袋が仕上がっていく。

「手の脂は抜けますし、タコもできます。」と話しながらも、真剣な目で水引を整える作業されていた。こうして出来上がった袋は、ラッピングされ商品となっていく。

「さて祝儀袋を使おう!」と思った時、どれを選んだらいいのか細々と迷う事も出て来るが、ここではそんな悩みにもスタッフが丁寧に答えてくださるので安心できる。

こちらで購入したら、筆耕は全て無料。様々な水引の飾りも楽しみながら、送る相手の顔を浮かべながら選ぶのは楽しい。

夙川グリーンタウンの簡単スタディ

婚礼儀式用品・澁谷がある夙川グリーンタウンは、1977年(昭和52年)に駅前再開発としてできた。今では普通に耳にする民間と行政の事業が同時進行した事業としては、全国で初めての事例だった。

それまで駅前にあった商店や夙川市場の店舗などが入居した。

夙川駅の南改札口の東側にあった5階建ての「夙川阪急ビル」は、阪神淡路大震災で大きな被害を受け大きく変わった。
そんな駅周辺を、グリーンタウンはずっと見て来た。

写真:昭和63年グリーンタウンからの景色(西宮市情報公開課)

投稿日時 : 2024-05-27 19:42:15

更新日時 : 2024-05-28 09:03:36

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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