熊本産天然素材、手縫いの畳を頑固に守って・・・

いわもと畳店

西宮市山口町中野/有馬温泉へのバイパスの十八丁川あたりに『くまモン』の旗がなびいている畳屋さんがある。
店の前に止まっている車にも『くまモン』が笑っている。

なぜ、西宮にくまモン???
店の中に入って納得!! 目についたのは「熊本県産畳表応援店」の認定証。
畳表の生産地である熊本のイ草・畳表協会の厳しい条件をクリアしての認定証だという。

いわもと畳店

畳職人として3代目。
縁があって昨年(2020年)山口町中野で新しい店を開くことになった。

日本家屋の様式の変化と、価格面で安価な外国産のイ草が増えたことで、全国で約一万軒あったイ草農家も大きく減少しているのが現状。
昔は、主要生産地だった岡山や広島は、いまやほとんど壊滅。
最後の砦の熊本県のい草農家も、最盛期の約5,500軒から341軒にまで減少している。

しかし、赤ちゃんが舐めても大丈夫なイ草、張り替えて10年後が一番美しいという熊本産のイ草の畳表に魅せられて、年に数回は熊本まで視察や買付けに足を運んでいるという岩本さん。
だから、お店ののぼりは『くまモン』(^_-)-☆

熊本のイ草の栽培は、私たちが食べる野菜と同じ農耕基準で作られているんです。
それに、イ草には『空気清浄の効果』や森林浴効果があり気分をリラックスさせてくれるというフィトンチッドという成分も含まれています。
最近は、フローリングの上に畳を置かれる方も増えてきていますが、クッション効果や遮音効果、保温効果も高いんですよ。これまで数多くの神社仏閣に紋緑をはじめ変形畳なども納めてきました。
そんな技術で畳文化を盛り返したいと思っています。・・・と岩本和敬さん。

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岩本さんの熊本県産畳表に関しての熱い思いはこちら>>

投稿日時 : 2021-05-25 15:52:00

更新日時 : 2021-06-21 12:38:59

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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