名塩は江戸時代には『名塩千軒』とまで言われた紙漉きの里。雁皮を原料にしている名塩和紙は、その地で採れる泥が入っていて、湿度の変化に強かったり、虫や熱にも強い紙となり、国宝級の建物の襖の下貼りなどに利用されている。
また蘭学者緒方洪庵の妻・八重のふるさとであり、名塩蘭学塾があった地でもある。
1991年には、山を切り開いて作られた西宮名塩ニュータウンの街開きが行われた。
ニュータウンの街路に植えられた桜が大きくなり、2018年には『東山台桜通り』という名前がつけられた。
西宮名塩駅からニュータウンへは、高低差60mの斜行エレベーターが通っている。