アクタ西宮西館2Fに「にしきた献血ルーム」が開設されてもうすぐ一年になる。
少しずつ地元の方にも認知が広がり、定期的に通ってくださる方も出来てきたが「もっと若い方にも献血を身近に感じてほしい!!」「献血ルームに足を運んで欲しい!!」とこの度、谷川流さんの 涼宮ハルヒシリーズの登場人物のキャラクターを活用した『「涼宮ハルヒ献血応援大作戦」ポスタープレゼントキャンペーン』が3月8日から開催されている。
元々 、夏場と寒いこの時期は血液が不足しがちになる。そんな時期に「ハルヒを使ったキャンペーンがしたい」とKADOKAWAと交渉し実現にこぎつけたという。
期間中に県内七カ所の献血ルームで献血をされた方で希望者には特性の「SOS団献血大作戦」のポスターがもらえる。
キャンペーンが始まった初日8日には、6カ所で500人以上の献血者がありにしきた献血ルームでも100人以上となり、献血量も普段の130%となったと言う。
9日はハルヒのコスプレ姿で、献血の呼びかけも行った。東京から来ていた長門有希のコスプレの方もハルヒと一緒にチラシ配りに参加。
にしきた献血ルームの多目的室に設置された教室の再現や西宮流がKADOKAWAから預かっている等身大のパネルも会場を飾っている。(いとうのいぢさんの直筆サインのあるパネルは13日まで、その他のパネルはキャンペーン終了までここに設置される予定)
キャンペーンは各会場で特性のポスターがなくなるまで続けられるという。
献血は16才〜69才の方が該当者(但し、60才〜64才の間で献血した記録のある方のみ69才まで可能)
受付で簡単に口頭での問診があり、その後用紙での詳しい問診の後、該当者がドクターの面接を経て看護師による血液の濃さや血管の状態のチェックを受け、その後採血となる。
献血の針は専用の物なので、もちろん使い捨て。ベッドでの採血の後そのまま5分休んだ後は、待合室でゆっくりしていただける。
待合室は雑誌や本が備えられていて、お菓子やジュースも自由に飲めるゆったり寛げるスペースとなっている。
献血ルームの横にある多目的室は、普段は学生や地域の方々が集まるスペースとなっているが、このキャンペーン期間中は涼宮ハルヒ一色となっている。
一昨年、まちたび博の一環として西宮流が企画したイベント「SOS団in西宮に集合よ!」で使った教室を再現したパネルや、ハルヒの等身大のパネルがファンを迎えてくれ、ファンの方々の本やグッズ、マップなどが飾れている。
「ハルヒのファンの方々の良識ある行動には、本当に感心しました。私たちはいろんなイベントをしていますので、若干のトラブルは覚悟していましたが、そんな心配は杞憂でした。ハルヒが長く愛されているのも、このようなファンの方々の支えがあるからでしょうね・・・」と前田所長。
普段 学生が勉強している姿が目立つ多目的室がシンプルなのは、前田所長の「コミュニケーションを大切にしたい」という思いから。規則を書かなくても、言葉で伝えることでトラブルなくきれいに使われている。若い人に献血を身近に感じて欲しいから、いろんな工夫やイベントも仕掛ける。「今回のイベントでも、初めての方や若い方がたくさん来て下さいました」と喜ぶ。
次のイベントは 4月6日の一周年記念イベント。
献血ルームに来て下さった方に、兵庫栄養調理製菓専門学校手づくりのジャムがプレゼントされる。