今や日本全国で運転手不足が叫ばれているが、阪神バスでもその問題点は抱えておられるようで、将来の自動運転バス路線に向けて現在レベル2での実証実験の試験運行が行われている。
今年度の試験運行は2025年10月8日から始まっていて、来年2月中旬頃まで予定されている。
そんな、試験運行中の『甲子園スマートエコライン』に乗ってみた!
自動運転バスについて
運転手不足やエリアによっては利用者の減少などの問題もありつつ、未来の交通機関として全国各地で実証実験が行われていたり、路線バスとして走り始めている自動運転EVバス。
つい最近、愛媛の伊予交通で運転主席のないバスの運行が始まっていることをニュースで知った。
道路や交通の環境などによっていろいろ問題点は違うのだろうが、これらの知見も集まって次世代モビリティが確立していくのだろう。
自動運転にはレベルがあって、人間による運転はレベル0。
そして、条件が全く何もない完全自動運転がレベル5。
今日本で多く行われている実証実験のほとんどがレベル2で、まずは特定条件の中で自動運転で走るレベル4が目標となっているようだ。
現在の阪神バスの自動運転
阪神バスでもこらからの運転手不足などの問題を重視し、自動運転バスの実証実験に取り組んできた。
昨年の数日間の試験運行を経て、今年は、乗車客を乗せた試験運行に取り組んでいる。
一般の人が乗車できるのは、10月8日から来年の2月中旬までの間の90日間。
浜甲子園近辺のルートが、試験運行用に設定されている。
少し細い道への曲がりこみや、鋭角に曲がる交差点なども選定して今回の実験ルートがセッティングされているようだ。
バスは試験運行用の中型車両で、最高時速35k/hで走るレベル2。
運転手席には運転手が座り、場合によっては手動運転に切り替えて走る。
<注>レベル2・・・運転者が操作の責任を負った上で、特定の条件においてシステムがハンドルやアクセル、ブレーキ等の操作を自動で行う。

バスにはたくさんのカメラがついている。カメラやセンサーによって障害物などを検知している。
筆者が試乗した時も、急な追い越しに遭遇したり、路上駐車の車両があったり、曲がり角で歩行者や自転車などがあったときに手動に切り替える場面も何度かあった。
カメラやセンサーで障害物を感知するので、自動運転での急ブレーキがかかった時は少し気になったが、これもレベルが上がっていく中で解消されていくのだろう。

事前予約が必要にはなるが、試験運行中は無料で乗車できるので、ルートさえ合えば日頃の移動時にちょっと経験してみるのも楽しい♪♪
この日も、HAMACO:LIVING(ハマコーリビング)に行かれる女性がお二人乗られていた。
試験運行のルート
試験運行のルートとして選定されたのは、下記のマップのように浜甲子園団地周辺。

マップ上の停留所名に★印のついているのは、現在の路線バスの停留所だが、★のないところはこの試験運行用の臨時のバス停。
近くの電柱に、下の写真のような形で表示されている。

南甲子園小学校近くの『浜甲子園三丁目西』バス停発着の1系統と『ららぽーと甲子園南』バス停発着の2系統で運行中。
試験運行バスの予約方法
予約は、専用サイトから利用する一週間前から申し込める。
南甲子園小学校近くの『浜甲子園三丁目西』バス停発着の1系統と『ららぽーと甲子園南』バス停発着の2系統で運行中なので、どちらかを選択し、それぞれ乗車したいバス停も選べる。
定員は15名。運賃は無料。
11月7日/8日:よろかパークでもお披露目!@浜甲子園団地中央集会所とその周辺
今年のよろかパークでは自動運転EVバス「甲子園スマートエコライン」の展示&アンケートコーナーも!!(参加費無料、申込不要)
「よろかパーク」は、UR都市機構が浜甲子園団地中央集会所周辺の利活用を考えるプロジェクト。
11月7日(金)8日(土)の二日間、浜甲子園団地中央集会所周辺で繰り広げられる。
今回は、様々な健康・運動コンテンツ、みどりとふれあうワークショップが盛りだくさん!!
居心地よく過ごせる屋外のくつろぎスペースが展開!!
2025年11月7日(金)10:00〜16:00(浜甲子園団地中央集会所とその周辺)
ポールウォーキング(11:15~、14:15~)・歩行バランス測定、
からだすっきりヨガ(10:00~、13:00~)
ピックルボール(中央広場)、クロワッサン・ドリンク販売
2025年11月8日(土)10:00〜16:00(浜甲子園団地中央集会所とその周辺)
団地のみどり発見ガイド(11:00~、14:00~)・みどりの工作体験
運動体験ゲームTANO
アフリカ楽器「ジャンベ体験」
※隣接する中央広場では、まちのねピクニックも同時開催➡︎

























