熱闘が繰り広げられた夏の甲子園大会。
球児たちの全力プレーに感動したその余韻が、 甲子園界隈にはまだ残っているようです。
西宮流の「夏の甲子園特集、ようこそ甲子園へ」でもご紹介していますが、
甲子園の新しい名物として注目を集めているのが、甲子園ヒーロー揚げ
地域を盛り上げようと、ご当地グルメをつくりだした西宮・甲子園ヒーロー揚げ推進委員会のチキン大佐にお話を伺って来ました。
「若い頃のバイクに始まり、今まで、もう日本を5周ぐらいしたかも知れない。」と西宮・甲子園ヒーロー揚げ推進委員会のチキン大佐こと山崎哲さんは言う。
ご当地グルメ系の町おこしにも興味があり、これまでにたくさん勉強してきた山崎さんは焼き鳥屋じゅげむのオーナー。
「甲子園は、野球のある時とない時の差が大きいんです。
おまけに、野球があるのは年間で100日足らず。
こんな甲子園を何とかしたい!!」
その思いに賛同したのが、居酒屋や中華料理屋、寿司屋などを含めた9店舗。
「ヒーロー揚げ三箇条」を基本に、今では各店でいろんな味を生み出している。
「最初に僕が教えたのは、手羽を二つに割るやり方だけなんです。
うちは元々やきとり屋でしたから慣れていましたが、皆さんとても熱心で、あっという間にいろんな味を工夫されました。
言いだしっぺがボヤボヤしてたらアカン・・・と思わされましたね(笑)」
各地を巡ってはその土地の名物を食べ歩いていて、名物の発信の違いに気づいたという。
- ①素材がそこにある型
- ②話題性型
- ③仕掛け型
- ④発掘型
甲子園ヒーロー揚げの場合は、最後の発掘型になる。
15年ほど前に、山崎さんが目にしていたヒーロー揚げ。
「高校野球の聖地甲子園球場のお膝元にふさわしい名前のヒーロー揚げでこの町を盛り上げたい!!」
味を競うのではなく、食の職人としての技で街を元気にする・・・この思いで集まった9店舗。
日々、新しい味にも挑戦している。
「とにかくいろいろ仕掛けていかないといけませんから」
「甲子園球場に来たからヒーロー揚げを食べる・・・のではなく、ヒーロー揚げを食べに来たついでに野球観戦も!!外貨を稼ぐための仕掛けにしたいんです。」山崎さんの目標は高い。
だから、お呼びがかかればどこへでも出かける。
「今度、西宮の姉妹都市の梼原の高原祭りに行かせてもらいます。こういうご当地グルメ系は、案外地元ではノリが悪いものなんです。外から火がつかないといけないんです。」
今まさに、甲子園球場では高校野球が始まり、全国から大勢の人が集まる。<じゅげむ甲子園球場前店は2022年12月末で閉店>
「甲子園ヒーロー揚げ」ここにあり!!・・・と高らかに発信しよう。
今回、急な取材に集まったのは「居酒屋とんぺいのにんにく味」「中華料理百楽のチリマヨネーズ」「味処まやのにんにく醤油」「杏恋(あんこ)の甘辛」「焼き鳥じゅげむのにんにく味」
衣やタレに工夫がされていて、同じ味が一つとしてない。片手でも食べやすいから野球観戦にはもってこいの食べ物!!もちろんテイクアウトもOK!! ????と思われた貴方・・・ぜひ一度ご賞味を!!
(以上2012年当時の記事)
今も「甲子園ヒーロー揚げ」は、仲間を増やしながらおいしいものを発信中!!
今や、西宮のふるさと納税の返礼品にもなっている。
2022年4月5日 マツコの知らない世界「春の二時間グルメSP☆驚きの進化!冷凍食品&ご当地からあげ」に取り上げられほどの注目ご当地から揚げ!!