まちたびプログラム 「消えた甲子園リゾートを追え!浜甲子園の歴史を訪ねる!」
を10月24日(木)に実施しました。案内はツーリズム西宮楽らく探見隊です。
昭和初期、甲子園・濱甲子園一帯が、リゾートエリアだった事をご存じでしたか?
かって「海の手」と呼ばれていた当時の戸建住宅や鳴尾競馬場の一等館などを見学します。
13時阪神甲子園駅・東改札口に集合です。
参加者7名、雨にも負けず、元気に出発!
甲子園駅は、枝川橋梁と言う橋の上にあった!!
枝川の廃河川敷だった甲子園筋、かっては路面電車が走っていました。
甲子園球場を右手に、2代目阪神パークの入口(現ららぽーと)を左手に見ながら進み、昭和初期にあった(残念ながら今は無い)一大スポーツ施設<センターコートと百面ものコートの有った甲子園国際庭球場・100Mの当時世界タイ記録も出た甲子園南運動場・濱甲子園プール>などの説明をしながら、「濱の手リゾート」の先駆け浜甲子園健康住宅地に到着。
昭和6年に建設された、スパニッシュ建築のモダンな様式と素材を残しています。
濱甲子園自治会名誉会長・泉さんの説明後、内部見学をしました。
丸窓・欄間・名栗仕上げの梁・・・感動です!
この後「甲子園浜自然環境センターに立ち寄り、係員さんのイソガニの話を聞き、望遠鏡で渡り鳥を観察、甲子園浜を残すための住民活動などの話をし、センター内で少しゆっくりしました。雨のおかげですね! さぁ、元気も回復・出発です!
海岸に出て、初代阪神パークの説明。 クジラの池もありました。
鳴尾球場跡地に到着
鳴尾球場は、鳴尾競馬場の走路の内側に造られた球場で、2面ありました。
全国中等学校優勝野球大会(全国高等学校野球選手権大会の前身です)は
第1・2回は大阪・豊中球場、第3~9回は鳴尾球場、第10回から甲子園球場です。
その後、鳴尾競馬場跡地の中を歩いて、昭和10年に新設された鳴尾競馬場のメインスタンドの「一等館」へ移動しました。この一等館が現在の武庫川女子大学付属中学・高校の「芸術館」です。
ご案内はここで終了し、お客様はこの後「芸術館内」の見学をされました。
雨の中の街歩き、皆様お疲れさまでした!
スポーツ施設が残っていたら、この濱甲子園は野球だけではなく、いろいろなスポーツの聖地になっていましたね! まちたびには、このほかにも沢山のプログラムが有りますので、またご参加ください。
濱甲子園自治会名誉会長の泉さん、濱甲子園自然環境センターの係員さん、
武庫川女子大付属中学・高校の皆さん、ご協力をありがとうございました。