甲子園浜の『ライオン像』は二個あるのか??

甲子園浜

西宮流に下記のようなお問い合わせが届いた。

先日、甲子園浜にライオン像を探しに行きました。
見つけられたのですが、よくネットに出ているライオン像と違って四角いコンクリート枠にくっついたライオン像でした。
ライオン像は、二個あるのでしょうか??

甲子園浜ライオン
お問い合わせいただいた方からの提供写真

ご本人に確認したが「ライオンは四角いコンクリートとつながっていると思う!!」というお返事。

もう10年ほど前に、私たちが確認した時のライオン像は下記の写真。
明らかに 場所は違っている。

甲子園浜

そんな情報をいただいたので
5月の大潮の時を狙って、久しぶりに甲子園浜に行ってみた。

これまでにも「ライオン像が動いている。」というネット上での書き込みを見てはいたが、こんなにも移動するんだ・・・と現場に行って改めて驚いた。

ライオン像が2個あるのでなく、やはりライオン像が動いていた。
お問い合わせいただいた時の写真とは違って、四角いコンクリートとライオンの頭の間は、一眼見て明らかに離れていた。
また、少し動いているということのようだ・・・。

そして、以前発見した時より明らかに場所が移動しており、以前ライオンがあった辺りにあったたくさんの岩?石?もなくなっていた。
やはり波の動き?砂の動き?の為せる業・・・・。

大小さまざまなものが顔を出す引き潮の時
明らかに人工物。これは何だったんだろう??

この年数の間に台風も何度かあった。
普通の潮の満ち引きだけでない、大きな波の動きがライオンを動かしたのだろう。
波の力、砂の動きって大きい力なんですね。

ライオン像は、戦前にあった甲子園浴場の湯口と言われている。>>
口の奥には、丸い穴もある。

こんな話をNPO法人海浜の自然環境を守る会理事長の前田文信さんにお聞きした。
「砂の力(波の力)で動いてるようですね。少し前は四角いコンクリート枠にピッタリついていましたが、また少し離れて来ていますね。2個あるか??というお尋ねですが、あれは浴場の湯口ですので、男湯・女湯のそれぞれにあったとしてもおかしくはないと思っています(笑)。 まだ誰も見つけてないようですが・・・」

戦前にこの辺りにあった初代の阪神パークの遺構が、潮が引いた時に姿を現す。
明らかに人工物と思われるものが点在しているが、残念ながら模様が確認されたりするようなものもない。
唯一、立派な立髪を持つこのライオン像だけが、私たちの想像を掻き立ててくれる存在になっている。
改めて大事にしたいと思った(^_-)-☆。

投稿日時 : 2022-05-18 13:13:38

更新日時 : 2022-09-05 14:57:03

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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