地元の常連にも遠路来る麺好きにも愛される・そば源

そば源

最近は少し寂しくなっている笠屋町の商店街の一角に、最近はわざわざ遠くから麵好きのお客様も来られるという店がある。

息のあった同級生の仲良し夫婦が営むお店は、昔ながらの店構えのめん処・そば源。
自家製麺のそばやうどん、しらいと(細いうどん)、丼物もあり、夜にはちょい呑みセットなどもある大衆店。

一晩水に漬けた板昆布と天日干のサバ節やウルメ節で丁寧にとった出汁はほんのり甘めで、茹でたての艶のある麺との相性が抜群。

関東でサラリーマンだったご主人が、故郷に戻ってまったく違う畑の飲食店の世界に飛び込んだのは30歳。笠屋町の商店街が大賑わいだったころ。
「私みたいにどんくさい者に料理ができるんだろうか??と自分でも心配でしたよ。」
普段は、厨房で黙々と作業されているご主人だが、お話するととてもチャーミングな笑顔。
最初はご苦労があったのだろうが、今では次々入る注文を丁寧に仕上げていく。

「この近くにあった大手の会社が引き上げたときは、一気にお客様が減りました。当時のお昼時などは、大勢の社員さんがこの辺りで列を作りましたから・・・・。店も山あり谷でしたが、今は店舗も数えるほどになってしまって、商店街も寂しいことです。」

常連のお客様にどうしたら楽しんでもらえるかと知恵を絞ってできたのが季節限定メニュー。
食材の仕入れは少し手間はかかるが、初めてみるとやはりその季節を心待ちにしてくださるお客様は多い。
山かけそばは5月から、7月ごろからはサラダそばやツナおろし、9月ごろからは大人気のカボスそば、鴨は10月下旬からで冬になると煮込み。

おいしいかぼすや寒掘りのとろろなど、食材の確保にも苦労するというが、苦労して仕入れた食材を目当てに来られた方が笑顔で「ごちそうさん!!」と言ってもらえる瞬間が幸せ。

新型コロナでは大きな打撃も受けたが、昨年末のYouTubeでの動画取材以降、遠方からの麺好きのお客様が増えたという。
「麺好きの方が選んできてくださるのは嬉しいですね。とても緊張もしますが大きな励みにもなります(^_-)-☆」



めん処 そば源
住所:西宮市笠屋町12-12
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日:毎週水曜日・木曜日
TEL:0798-40-5055

投稿日時 : 2022-04-04 17:45:00

更新日時 : 2022-05-06 10:25:54

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
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