西宮の武庫川団地で鈴木紗理奈がロケした『キセキの葉書』ロードショー

キセキの葉書

ジャッキー・ウー監督、鈴木紗理奈主演の映画『キセキの葉書』のロードショーが11月11日から始まった。
ロードショーの2日目となった12日(日)には、大阪近辺の3館でジャッキー・ウー監督や主演の鈴木紗奈さんなどの舞台挨拶があった。
この映画は、マドリード国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀主演女優賞のダブル受賞に輝き、ロードショーを待ちわびる観客で十三の第七劇場の会場には立ち見が出るほどの熱気に溢れていた。

この映画は昨年9月に、西宮の武庫川団地を中心に、JR西宮駅前・さくらFMスタジオ・北山緑化植物園・青葉園など西宮市内の各所でロケされた映画。
そして、原作は武庫川団地にお住いの絵本作家・脇谷みどりさんの『希望のスイッチは、くすっ!』
映画のロケ地の武庫川団地の方もたくさんおられた様子の12時35分からの上映会の最後は、この会場だけという豪華メンバーでの舞台挨拶があった。
キセキの葉書
キセキの葉書
キセキの葉書
脳性麻痺の望美役の八日市屋天馬ちゃんとそのお兄ちゃん・勇希役の福冨慶士郎くんたちと1年ぶりの再会となった舞台挨拶の様子を見ていると、1年前に暖かい家族を演じていた現場の様子が目に浮かぶようだった。

ジャッキー・ウー監督
「最初にお話をいただいた時、これは僕が撮る作品だと思いました。苦しいことも多いけど、朗らかで優しく活発に明日に向かっていく姿、ラジカルで多面的なところを撮ろうと思いました。現場ではいろいろありましたが、マドリード映画祭に行って、紗理奈さんの演技が注目されていることを雰囲気で感じていました。僕も監督賞をいただきましたが、それより紗理奈さんが賞を取ってくれたことが嬉しいです。紗理奈さんはいい女優になると思います。
子どもたちとは、撮影の前にいっぱい話しました。天馬ちゃんは目線が動いただけでも撮り直しになったりして、過酷だったと思います。お兄ちゃん役の慶士郎くんとも、そのシーンの前にはいろいろ話をして、話をする中で感情が高ぶってくることもありました。」

鈴木紗理奈
「今回賞をいただけたのは、全て監督のおかげです。これまでバラエティーしかやっていませんでしたから、お芝居の間や脇役との間など一から教えていただき、新しい目標も持つことができました。撮影中は望美役の八日市屋天馬ちゃんをずーっとおぶっている時もありました。正直重かったです。でも自分の子供と同年代の子供を持っていますので、母親役を演じるというより感情を入れていこうと思っていました。」監督の次回作にはぜひ呼んでほしいと、紗理奈さんから監督への熱いラブコールの場面もあった。

原作者・脇谷みどり
「ドキュメンタリーではないので一つの映画が生まれ、それが今、社会の荒波に出航していくのを見守り応援するような気持ちです。もし『もうだめ!』と立ち尽くしている人がいたら、そんな人の肩をそっと叩いてくれる映画になって欲しいと思っています。私もこれまで、今日を!この1日を!!と思って生きてきました。」

キセキの葉書

キセキの葉書舞台挨拶の後のマスコミ会見の場には脇谷さんの娘・かのこちゃんも参加しての撮影会となった。
当時の撮影現場が脇谷さんの3軒隣の部屋だったことで、毎日のように顔を合わせたと言う紗理奈さんが手を取ると、かのこさんも嬉しそうな表情に!!

ジャッキー・ウー監督は撮影中は甲子園に泊っておられたようで、時には現場まで歩いて行ったりららぽーとの人ごみの中を歩いたりしたという。「リラクゼーションのお店の会員カードもまだ持っています。また甲子園界隈を歩いてみたいです。」

鈴木紗理奈さん「子供がいるのでなるべく帰るようにしてはいましたが、それでも2週間ほどは泊まり込みでした。私にとって西宮は2週間生活した場所です。撮影中も本当にみなさんによくしていただきました。」

キセキの葉書の公式ホームページ➡︎
(順次ロードショーが決まっていくようなので、ホームページで最新の情報をみてください)

脇谷みどりさんのインタビュー➡︎

投稿日時 : 2017-11-12 18:20:55

更新日時 : 2024-03-08 00:26:02

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

西宮流のメールマガジン 購読無料

西宮流のメールマガジン

新着・おすすめ記事や
プレゼント情報が届きます。
ぜひご登録くださいね。

» メルマガ登録の説明

こちらの記事もおすすめです