ひょんなご縁で一人の若い女性と巡り合った。西宮市出身の歌手・糸あゆみさん。
てっきり芸名だと思ったら本名とのこと。
「最近になって ネットで調べてみたことがあるんです。全国で400人おられる名前のようです。4人家族として100軒ほどでしょうか?? 元々、徳之島が発祥だと聞いてはいたのですが、やはりそちら方面に多い名前のようですね。」
歌手として歩み始めて5年、2014.3.7 1st Album「prologue」をリリースした糸あゆみさんに、これまでのことを少し振り返っていただいた。
「小さい頃歌手になりたかったって言うのは、本当に小さい頃のただの夢だったんです。」というあゆみさんは、甲陵中学時代はブラスバンドでトロンボーンを吹いていたという。
「当時の甲陵中のブラバンでは、楽器を決めるのにオーディションがあったんです(笑)性格とか唇の形とかで、この楽器…って決まるんです。」
ブラスバンドに入ったのは先輩たちが生き生きと楽しそうに楽器を吹いていた姿を見て決めたそうだが・・・「本当に 厳しい部活でしたね~~」と振り返る。 ブラスバンドは体育会系とよく聞くが、運動会のクラブ対抗リレーでブラスバンド部がなんと陸上部に勝ったということもあったらしい。
「でも市西に進んだ時に、実はクラブに入らなかったんです。」
中学時代の厳しい部活を経験したあゆみさんにとって、ぽっかりした時間が空いてしまった。 「そんなときにふと、小さい頃歌が好きだったな~~って思いだして、週に一度ボーカルスクールに通い始めたんです。」
音に対して真剣だった甲陵のブラバン時代の毎日が、専門学校で歌をやっていく上でも非常に役立ったと思うという。
ボーカルスクールでのオーディションで結構上位に入るようになって、小さい頃の夢がだんだん現実の目標となり、高校卒業後は専門学校に通うことになる。
そんなあゆみさんは2010年に上京し、最初は3人のユニットとして活動し始めた。
ソロで歌うようになったのは2012年。そして9曲入ったファーストアルバムが今年2014年に発売された。
あっという間に、気がついたらもうアラサー目前なんです(笑) これまでのように若さだけではだめだと思うので、これからはきっと詩も少し変っていくと思います。 」
自分は器用な人間ではないので、基本的に歌詞は自身の体験が元になると話す。「でも自分の経験なんてちっぽけなものですから、本や映画は出来るだけたくさん読んだり見たりしています。映画はホラー以外なら何でも見ます。本は心理学系が好きですが、そもそも本屋に行くのが好きなので、本屋で気になったタイトルや挿絵などで手にとって見ることも多いですね。」
最近読んで面白かった本は『嫌われる勇気』・・・やっぱり、心理学系だった。ちなみに、面白かった映画は『思い出のマーニー』
アルバムの中で一番気に入っている曲を尋ねたら「My Friends」と答えてくれたが「でも、今聞くと、若いなーって思います。実はあの曲は一番最初に作った曲なんです。歌手を目指して上京することになった時、心から応援してくれたたくさんの友人への感謝の気持ちを綴っています。」歌詞を書くコツは、日記を綴るように書くこと・・・。
今回のあゆみさんのアルバムには『感謝の気持ち』が詰まっている。 「東京に行ってから、西宮が前より好きになりましたね。帰る場所があることにも感謝です(笑) 西宮って都会だけど、いい意味で田舎でしょ?? 帰って来て阪急電車に乗ると、心がとってもゆったりした気分になります。」
趣味はバレーと油絵。どちらも幼稚園時代から続けていた。
「小さい時から自分を表現できることが好きだったのかもしれませんね〜〜」
自分の表現の場が歌になった今、これからも自分の気持ちを歌詞にし、又それを自分の表現で歌っていくのだろう。 育った西宮が一番好きだというあゆみさん、いつか歌詞の中にその西宮が感じられる歌が出来るかもしれない。
偶然出会った西宮出身の若い歌手・糸あゆみさん。これからも自分の気持ちを曲に乗せて、みんなが優しくなれるような歌を歌っていってくださいね!!西宮流も応援しています。
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