旧船坂小学校が2組3人の縁をつなぎ、市内で唯一ここに残る木造校舎の一教室でワークショップイベントが行われた。
そのワークショップを通して異世代のコミュニティを作っていきたいという活動をしている「patch-work」は村上史博さん、丸井康司さんからなる男性手芸チーム。
昨年、この船坂で開催された「土と火と、実りの秋の芸術祭」に陶芸家として参加した安藤由香さんが、この手芸男子の「patch-work」と出会った事で今回のイベントへと繋がった。
3人の講師の活動のご縁の方々も集まり和気藹々の自己紹介から、播州織の端切れを使って、ボンボンやティッシュケースが出来上がっていった。
播磨や三田、高槻という遠方からの参加者もあったが「この機会に この校舎を見たかった!」と、あらためて市街地のすぐ近くに木造校舎が残るというロケーションへの注目度の高さもみてとれた。
今回素材として使われた「播州織」というのは、江戸時代から西脇市を中心に栄えた先染めの織物。しかし、この地場産業も海外からの安い素材に押され衰退の一途をたどっている。
元々、デザイナーのお二人からなる「patch-work」がこの播州織と出会い、同じく小野市の伝統産業であるそろばんの玉などを組み合わせて、ワークショップに取り入れるようになった。
今年は「西宮船坂ビエンナーレ」が開催される年。これからも、この熱い船坂から目が離せない!!
そして、新しいユニット「patch&work」(パッチandoワーク)が始動する予感も・・・・笑