見かけたらラッキー♪乗れたらもっとラッキー♪タイガース・キャブ
阪神タイガースの縦じまを車体にあしらったタクシーが西宮市内を走っている。阪神沿線ではよく目に留まるこの阪神タクシーはタイガース・キャブと呼ばれ、ラッキー7にあやかって実は7台ある。(というか7台しかない。阪急の沿線の方にはなかなかお目にかからないかも?)出合ったら、つい「あっ!」と指差して、ラッキー♪と思ってしまうタイガース・キャブ。
阪神グループの相互盛り上げを狙って、2005年2月1日のキャンプインの時期にあわせて出発式をした。当時は普通のナンバープレートだったが、現在は1号車~7号車までそのナンバープレートが号車番号を表している。
車体は縦じま。ボンネットに球団マークが入っている。屋根にも、おなじみTHのマークが。
普段は、1~3号車が阪神甲子園駅、4号車が阪神尼崎駅、5号車が阪神西宮駅、6号車がJR芦屋駅、7号車は阪神御影駅周辺を走っている。タイガース・キャブの運転手さんは14人。交代制で7台に乗車している。(2018年3月末現在は3台となっています。)
やはり、普通のタクシーより目立つので、運転手さんもそれなりに気を使うだろうと思いきや「うれしいことに出会うことのほうが多いですよ。」と1号車の花岡運転手さん。
タイガースファンに喜ばれるのは勿論だが、珍しいので意外に普通のお客さんから喜ばれるようだ。「ゲンがいい!!とか、今日はツイテいる!!」と喜ばれるとこちらの方がうれしくなりますね…と、花岡さん。
この、二年半で一番印象に残っているのは、病院に呼ばれていったら偶然に新生児を連れたファミリーだったこと。「思い出になるから…と、一緒に記念撮影したんですよ。ひょっとしたら、あの子のアルバムの最初のページを飾ってたりして…」とうれしそう。
花岡さんは、2007年9月5日に兵庫県タクシー協会が開いた「タクシー乗務員接客コンテスト」で、花岡さんが最優秀賞を受賞!!
椅子を車内に見立てて乗客とのやりとりを実演するなど、日ごろの接客術を披露。関西で初めて開かれたコンテストの栄えある最優秀賞が地元の阪神タクシーの、しかもタイガースキャブ1号車の運転手とは!阪神タイガースの活躍とともに、西宮市民にとってはうれしい話題だ。
はるばる北海道から来たんだからと、タイガースの試合を見た後ホテルまでタイガースキャブを予約されたり、おめでたいからと結婚式場に呼ばれたりと、うれしいことに出会えることに感謝して安全運転に徹する運転手さんたち。お客さんの喜びは、それを見る人の喜び。タイガースキャブの思わぬ効果。
(2018年3月末現在、タイガースキャブは3台となっています。)
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兵庫県西宮市鳴尾浜1-1-12
TEL:0798-46-6021