大手前大学と西宮市が産学官民連携事業の一環として、西宮菓子工業組合と連携し、「西宮のお菓子」(秋学期科目・担当:大手前大学 総合文化学部 松井 博司教授)を開発。
その成果発表として西宮発の新作菓子のアイデアが披露された。
系列の大手前製菓学院専門学校のノウハウも生かした『スイーツ学専攻(製菓)』がある大手前大学が、店頭販売も視野にいれ西宮発の新作菓子のアイデアをまとめることを目標とした特別講義の集大成。
お菓子づくりの実習や工場・店舗見学、企業とのディスカッションなどを通し、西宮菓子工業組合の複数の店舗のオーナーの指導も仰ぎながら、西宮らしさを表現する新作菓子のアイデアが学生から発表された。
西宮市の職員やお菓子組合のオーナー、大手前大学の関係者などなど多くの出席者による試食会も行われた。
将来、料理人やパティシエなどを目指す学生も多く、この半年間自分たちが取り組んで来たお菓子のできばえに対する批評をドキドキしながら見守っていた。
酒風味の餡に注目したAグループ、お酒に合うお菓子をテーマにしたBグループ、西宮の地域性に注目し、桜や甘酒にこだわったCグループ。
どれも、試行錯誤しながら自分たちの思いを追求してこの日を迎えた。
販売を目標にしているという事で、パッケージデザインを提案したグループもあった。
最終的な目標は、実際の販売まで繋げることのようで、指導にあたった菓子店のオーナーは一定の評価をしつつ、更なるアドバイスを学生に送った。