2012年に初公演、2013年に再演された震災復興ミュージカル「あの空をこえて」が11月8日(日)に新神戸オリエンタル劇場で再演される。
当時あのミュージカルに出演をした卒業生有志が中心となってグループを立ちあげ、一般オーディションも行って 「あの空をこえて2015」と題して上演されることになった。
大手前大学の卒業生有志9名や在学生1名に加え、一般公募で選ばれた方々で構成された今回は、それぞれが社会人としてのフィールドもあり、前回のように練習時間を合わせるのも一苦労。
この日、大手前大学のCELLホールを稽古場にして、演出の佐渡山順久さんや出演者に会えるということでホールの扉を開いた。
2012年、2013年は塩屋俊監督(2013年6月5日に56才で死亡)の指導の元、生まれて初めてミュージカルというものに出会った学生たちは、戸惑いながら稽古を積み重ね、上演時には観衆から多くの涙を誘い、大きな感動を呼んだ。
「このミュージカルは 特別なものなんです。阪神淡路大震災から20年になりますが、風化させず語り継ぐためにもこの公演を成功させたいんです!!」
当時大きな被害を受けた大手前大学とその学生たちの実話が元になっているこのストーリー。
そんな特別なミュージカルに学生時代に出会ったあの感動が、きっと出演者たちの心を今もつかんでいるのだろう。
高校生で初演をみて、大手前大学に入学したという学生も今回は一緒に舞台に立つという。
今回、後援となっている大手前大学の関係者は「こうして繋がっているということに 熱いものを覚えます。」と話す。
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<物語>
2011年3月11日。東日本大震災の当日、バンド、就職、何をやっても上手くいかず、自暴自棄になっている大学生の蒼太の元に、1本の折れたギターと謎の青年 陽(みなみ)が現れる。ゆったりと長い揺れを感じ、気絶から目覚めた蒼太の目に思いがけない光景が広がる。辺りの建物は崩壊し、人々はただ悲しみに暮れている。なんと、蒼太は謎の青年 陽(みなみ)と折れていたはずのギターと共に、1995 年1 月17 日の阪神淡路大震災の日にタイムスリップしていたのだ。自分のことを誰も知らない過去の世界で、蒼太は地域の住民達と復興にむけて奔走する。そして、蒼太は次第に自分の存在とその意味に気付いていく…。
■あの空をこえて2015
日時:2015年11月8日(日)
昼の部:13時開演/夜の部:17時開演 ※会場は開演の30分前
場所:新神戸オリエンタル劇場
前売り:3,000円/当日:3,500円(※学生は1,000円割引、未就学児は無料)
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■お問い合わせ
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