『西宮って、いい所』と思う場所はたくさんありますが、この甲山森林公園もその一つ。
市内の市街地からハイキングの範囲。ランニングのコースにしておられる方も多いですね。
お休みの日には 朝の10時頃には近くの駐車場が いっぱいになっています。
車から降りた小さい子ども連れのファミリー。
「さあ、今日はハイキングよ〜」
「ママ、ハイキングって何??」
「気持ちのいい所で、元気よく歩く事よ」
そんな会話とすれ違いましたが、小さいお子さんにとっては、広大な森林公園のなかだけでも充分なハイキングですね。
メインのコースから小道の軽登山道があちこちに枝分かれしているので、体力や目的に合わせて楽しめる公園です。カメラ片手の人も多い場所。鳥を撮るには、木々の葉が落ちるこれから冬にかけてがいい季節。(但し イノシシにはご注意くださいね。園内にはいっぱい居ますから。)
そんな森林公園の片隅に「頼山陽の歌碑」があります。
まずは頼山陽って??・・・頼 山陽(らい さんよう、安永9年12月27日(1781年1月21日) – 天保3年9月23日(1832年10月16日))は、江戸時代後期の歴史家、思想家、漢詩人、文人。幼名は久太郎(ひさたろう)、名は襄(のぼる)、字は子成。山陽、三十六峯外史と号した。主著に『日本外史』があり、これは幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、日本史上のベストセラーとなった。
(wikipedia 最終更新 2013年9月15日 (日) 20:03 からの引用)
そんな頼山陽の歌碑がなぜここに??
説明板にも書かれていましたが、故郷・広島の竹原に住む親の元へ京から通う道中で、いつもこの甲山を見ながら歩かれていたんですね。甲山に心境を託して、頼山陽が書かれた漢詩が刻まれています。
西宮市民にとっても心のふるさとのような存在の甲山ですが、JRなどで移動中の人からもたまに「あのポコンと丸いお山はなんと言う名前ですか?」というお尋ねが入るようです。
昔も今も変わらないあの丸い山の形は 人の心を和ませるのでしょうね。