2007年から3年がかりの甲子園球場のリニューアル工事が終わって、新しい姿になった甲子園球場に新名所と新メニューが出来た。一つは『甲子園歴史館』。もう一つが『スタジアムツアー』。
『スタジアムツアー』体験!!
事前に申し込めば、普段立ち入れない甲子園球場の裏側が見学できる「スタジアムツアー」がある。
スタンド、グラウンド(人工芝部分のみ)、3塁ベンチ、3塁ブルペン、3塁ロッカールームなどのエリアを、ガイドの説明を聞きながら50分ほどでめぐる。
(※試合など、イベント開催の有無により場所が変更になることあり)
ブルペンにあるマウンドは、勿論グラウンドと全く同じ距離(18.44m)と傾斜が再現されている。
隅にはグラウンドの様子が分かるようにテレビも設置されている。
ピッチャーマウンドには立てないが、ここへ来ると参加者は必ずキャッチャーの位置に座ったり、バッターボックスに立ってみたりしたくなる。勿論、記念写真もOK。
実はこのブルペンの場所は、昭和7年に日本で二番目に出来た温水プールがあり一般開放されていた所で、アーチ型の天井に往時がしのばれる。歴史や建物がお好きな方にも興味深い場所だろう。
次に3塁ロッカールームに案内された。
どの選手がどこに座るんだろう??と思いを馳せながら参加者が思い思いに座ってみる。
殆どのビジターチームは宿舎からユニフォームで来るので、ここは連戦の場合の荷物置き場となる。
ここからグランドへ出るのには、一度階段を下り、又上がっていく。
ベンチ前に立ってみた甲子園球場の景色は、観客席やグラウンドからとはまた一味違う。「ここに立つと意外に狭く感じるんですね…」という声も。
人によって感じ方はあるだろうが、すり鉢型になっている球場の特徴からだろうか??
甲子園の土と砂の話の説明もお聞きした。
見学者のすぐ手が届く所にある土と芝。しかし、どちらも手で触るのはご法度。
そこは阪神園芸のスタッフの経験と情熱が注がれた大切な場所だから。
リニューアルで以前より大きくなった銀傘が内野席あたりまで覆っている。
この日は、ちょうどバックスクリーンの改修が終わって、足場がはずし始められたところだった。
その年から、アメリカ方式でスコアボードのカウンターが、今年から上からBSOとなることにあわせた工事だった。