2020年1月13日(月・祝)午後1:00、甲子園球場にサイレンが鳴り響いた。
令和最初の成人式が甲子園球場を会場にして行われた。
今年の成人は、男性2714人、女性2584人。計5298人。
この時期の屋外での開催という事もあって、誰もが心配した寒さも、今年のこの暖冬が新成人への最大のプレゼントとなったようだ。
少し風はあったものの、穏やかなお天気に恵まれ、オーロラビジョンの上には日の丸と西宮の市章がはためいている甲子園球場のバックネット裏の席が、今日は
晴れ着で華やかになった。
1月は、甲子園球場にとってはその一年のグランドを作る大切な時期という事で、この日も外野の芝生は、なにかの作業中のようだった。
そんなこともあって、グランドには入らず舞台も椅子席の上に造られていた。
市長や来賓の挨拶のあと、オーロラビジョンには矢野監督からのビデオメッセージが届き、歓声が沸いた。
甲子園球場での成人式・・・ということで報道陣の数も多く、今夜のテレビ各局で様子が流れることだろう。
矢野監督の挨拶 大勢の報道陣
甲子園球場は、西宮市内の公立の小中学校に通った人たちにとっては、中連体・小連体で懐かしい場所。
私学に通学したことで、グランドに立ってない成人からは「グランドに立ちたかった・・・」という声も聞こえてきたが、球場整備のスケジュールを考えると難しいのかもしれない。
野外という事もあってか、式典自体は30分ほどで終わり、その後は成人式実行委員会が仕切る時間となった。
甲子園球場と言えば・・・・の「ジェット風船飛ばし」も行われた。
オーロラビジョンからのトラッキーたちの音楽にのせて、色とりどりの風船が宙に舞った。
やはり ジェット風船は好評だったようだ。いい記念になったことだろう。
昨年までの鳴尾浜の県立体育館よりは交通が便利になったことを喜ぶ声も多かった。
式典終了後は、しばらくそこで写真撮影をしたり、参加者に配られていた甲子園歴史館の入館チケットを手に見学に行く人の姿もあった。