西宮市山口町にとってもゆかりの深い『有間皇子』を題材に、元宝塚歌劇団作曲家の高井良純さんの作/演出/作曲によるミュージカル『有間皇子物語』が今年の夏に初演を迎えます。
市民ミュージカル劇団「希望」のメンバーが、昨年より日々レッスンに励んでいますが、4月19日(土)午前11時から山口ホールで 『有間皇子物語』挿入歌のプレビュー・コンサートが開催されます。
『有間皇子』は孝徳天皇の唯一の皇子で母は左大臣・阿倍倉梯麻呂の娘・小足媛。中大兄皇子の謀略にかかり紀州で処刑され、わずか19歳という短い生涯を終えたという。
郷土史家・山下忠男著「町名の話-西宮の歴史と文化-」には、『山口と有間皇子』という項目の中で「有間皇子は、孝徳天皇が有馬温泉滞在中に懐妊もしくは誕生した息子で、その名は山口とも縁深い有馬温泉に因む(有馬温泉を古代では有間と表記していた)」という説が紹介されている。
歌やダンスだけでなく、日舞やタップと団員は日々研鑽を重ねている。地元にお住まいという高井さんにとっては、この『有間皇子物語』への思い入れも強い。
夏の初演公開の前に、挿入歌を存分に楽しんで下さい!!