今年は桜は早いよ・・・と思われていた3月中頃。しかしその後寒の戻りが長く、4月になって最初の土日がお花見のピークでした。
その後雨があったり、風が吹いたりしながらもまだまだ見頃の場所がいっぱいありますね。
明日(2019年4月14日)の日曜日が雨ということで、学園花通りから関学を抜けて地すべり資料館前のシバザクラを見てきました。
学園花通りの桜は、まだ見事に咲いています。
ここは電柱が地中化されて、空の青さが引き立つようになりました(^_−)−☆
『学園花通り』と名付けられた桜の道の秘密は、こちらから読んでくださいね➡︎
まっすぐ進むと正面に見える関学に着きます。
ここは、一年中門が開いていて、市民も自由に入って散策したり通り抜けたり・・・・
この日は、関学小学校の入学式がここで行われていたようです。
時計台前の芝生では、子供と一緒に遊ぶファミリーの姿もよく見られます。
関学の裏側(西側)には古墳が一基あります。
7世紀ごろの円墳です。
古墳の横から上ヶ原用水路に出ます。
この水は仁川の上流で取水され、上ヶ原台地に水を送るために江戸時代・慶安年間(1650年頃)に作られた用水路です。
ちょうどこのあたりで、上ヶ原新田・神呪・門戸の三村に水を分けています。開口部の大きさで三村に分けていますが、水争いの後に決められた水量の分け方です。
この用水路に沿って歩きますが、住宅地のすぐ横なので静かに歩きましょうね(^_−)−☆
静かな道をしばらく歩くと、地すべり資料館の前に出ます。
ここは仁川百合野町ですが、阪神淡路大震災の時、大きな地滑りを起こし多くの命がなくなった場所です。
大量の土砂が仁川をせき止め、対岸の家までも飲み込む大惨事になりました。
震災の爪痕を後世に伝えるため、また土砂災害のメカニズムなどを学習できる場として地すべり資料館が建てられました。
地すべり資料館ができる前、震災直後から活動されていた「ゆりの会」のメンバーが県の緑化事業として法面のフレームの中にシバザクラを植え、毎年、この時期に綺麗な花を咲かせるようになりました。
ボランティアの方々が、活動日を決めて草引きなど様々な活動をされています。
今年(2019年)も、シバザクラが咲き始めました。これからが見頃です。
シバザクラの他にも、四季折々の花や樹木が植えられていて、ゆっくり楽しめる場所になっています。
ソメイヨシノより一週間は早く咲く荘川桜や、枝垂れ桜、八重桜。
梅雨にはアジサイ園があり、夏にはサルスベリ、秋には彼岸花も咲きます。
資料館の前を流れる上ヶ原用水はホタルも観察できますよ。
遠くから通ってこられるボランティさんもおられるようですが、日々の活動にはやはり人手が必要なようです。
長年、芝桜が植えられていましたが、2024年からタイムロンギカリウスに植え変わりました。