日本観光学会関西支部の会員が中心となって、NPO法人観光力推進ネットワーク・関西が立ち上がったのが2004年。
観光力を生かしたまちづくりを啓発するために重要な柱と位置付けて開催してきた「地域創造のための観光マネジメント講座」の内容をもとに、2016年11月に書籍にまとめられました。
『地域の宝を探し磨く新しい観光』
『地域の宝を誇り伝える観光マーケティング』
『地域の宝を生かし興す観光マネジメント』
という3部からなる内容になっており、15人の方々が一章ずつ執筆されて3部15章からなる書籍です。
第3章の『見えない宝を探し、作り出すコンテンツツーリズム』を神戸山手大学の原一樹先生(2017年4月より京都外国語大学)が担当されていますが、その中の3節では「兵庫県西宮市におけるコンテンツツーリズムの取り組み」として涼宮ハルヒ関連のイベントを取り上げていただいています。
2012年に当時のまちたび博の中で企画された「SOS団 in 西宮に集合よ!」や2015年から2016年にかけての「長門有希ちゃんの消失」関連イベントに関して丁寧に考察していただいています。
この10年の西宮流(にしのみやスタイル)の活動の一つの成果を、このような形でまとめてくださった原一樹先生に心より感謝申し上げます。
これから観光に携わろうと思っておられる方やすでに観光に関わっておられる方、学生の方々などにとっても必読書となっていますので、ぜひ手に取ってみてください。