最近、インターネット上では「広告に見せかけて、別のページへ誘導する」ような悪質なものが増えていると言われています。
私たちのサイトでも、広告枠に入り込んでしまう場合があり、運営者としても悩ましい問題です。しかも、表示される広告は見る方によって内容が違うため、私たちがすべてを確認することはできません。
西宮流でも表示される広告についてはスタッフが巡回していますが、イタチごっこ・・・というのが現状です。
こんな広告にはご注意ください
- 有名人や有名企業の名前を勝手に使っている
- 「おめでとうございます!」などと当選を装ってクリックを誘う
- 健康食品や投資など、極端に大げさな表現をしている
- 災害情報や「画像をクリックしてください」など、見た人の注意を引くためのキーワードが書いてある

出典:独立行政法人 情報処理推進機構 https://www.ipa.go.jp/
こうした広告は、最初は普通の宣伝に見えても、実際には関係のないページに誘導されてしまうことがあります。中には「ウイルスに感染しています」などの偽の警告によって金銭をだまし取る詐欺サイトもあります。
最近増えているのが、「詳しくはこちら」「続きを読む」など、記事本文と誤解しやすいボタンが表示されている広告です。
記事の一部のように見せかけて、クリックを誘うもので、一見すると「西宮流の案内ボタン?」と思ってしまうような表示が出ることもあり、実際に読者からの報告もありました。
記事をもっと読もうと思ってクリックしたら知らないサイトに飛ばされてしまったということです。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構 https://www.ipa.go.jp/
なぜ起きるの?
広告は自動的に配信されていて、閲覧する人ごとに内容が変わります。広告ネットワークの審査をすり抜けて、悪質なものが紛れ込むことがあるのです。これは多くのサイトで共通の課題で、私たちも表示をブロックしたり通報したりと対応していますが「イタチごっこ」で手に負えません。
記事の一部に見せかけたボタン広告の一例と見分け
西宮流で実際に表示された一例です。

「詳細はこちら」「もっと詳しく知る」「続きを読む」「次へ」などと表示されています。
記事の一部のように見えてクリックしそうになりますね。でも、赤い矢印の部分をよく見てください。青色で「 i 」と書かれたマークがありますね。これが付いているボタンは広告ということです。
iマークは、ターゲティング広告(ユーザーの閲覧履歴や登録情報をもとに、広告内容とユーザーの興味関心が適していると判断したユーザーに配信される広告)で配信されるバナー画像に表示されます。
参考:「i」マークとは ➡(「Flatinc」のブログ記事へ)
このように、運営者が意図していなくても広告の仕組みで表示される場合があります。ボタンやリンクをクリックする前に「本当に信頼できるか?」と、まず疑ってみてください。
何か違和感を持たれたら、クリックしないでくださいね!
困った時の参考サイトをご紹介
ウェブサイトに現れる「スタート」「今すぐ視聴」ボタンは悪質な広告かも?➡︎
(「McAfee x ASCII せきゅラボ」の記事へ
パソコンにあやしい警告画面が表示されたときの対処法➡︎
(「ウイルスバスター セキュリティトピックス」の記事へ)
偽のセキュリティ警告が表示される主な事例と表示された場合の対処➡
(「独立行政法人 情報処理推進機構「情報セキュリティ安心相談窓口」の記事へ)
最後に・・・みなさんへのお願い
- 広告をクリックする前に「このサイトは本当に信頼できる?」と確認してください。
- 少しでも「あれ?」と思ったら、Webサイトをブラウザごと閉じてください。くれぐれも電話をかけたり個人情報やクレジットカード情報などは入力しないでください。
- 万一、不審な広告を見かけたら、お知らせいただけるととても助かります。
私たちも、サイトの中に広告を表示させることについては悩みどころです。
読者の皆さまに邪魔にならない程度・・・と、表示を減らしたりもしていますし、巡回して広告表示を確認したりする作業もしています。
ただサイト運営をしていく上では、広告を表示させそこから得られるわずかな広告収入が私たちの活動を続けるための大切な資金になっています。
たかだか「西宮」という小さなエリア限定のサイトで「広告収入」というのはなかなか見込めないのが現状です。
できれば地元の企業の皆さんの広告や協賛でサイトが運営出来たらいいなあ!!と思っています。(もしも、応援してくださる方があれば大変嬉しいです!!)
インターネットは便利ですが、注意が必要な面もあります。
私たちもできる限りの対策をしてまいりますので、安心してご覧いただけるサイトであるよう、読者の皆さまのご協力もお願いしたいと思っています。