~世界で一つのタイルアート~ タイル作家・チヒロさん

この記事は「Wow!」のメンバーが執筆・編集しています。タウン情報誌「あなたのまち にしのみや」に書き切れなかった取材のこぼれ話をメインにタウン情報誌完成までの制作秘話をお届けします。

独特の世界観をタイルで表現されているアーティスト・チヒロさん

【あまりにディープ、かつ LOVE & PEACE】なその世界。

めくるめくチヒロワールドの一端を、ここでもお伝えしたいと思います。

まずは紙面に載せきれなかった作品のご紹介から。

「毎年制作されているクリスマスのタイル」
「世界平和を願って制作された【緑猫と赤猫】」
 
「豆皿シリーズ」
「オガム文字×タロットモチーフシリーズ」

こんなにも綺麗で可愛いタイルを、見たことがありますか?

フリーハンドで描かれたデザイン。鮮やかな色彩。

奇抜なモチーフもありながら、全体的に優しくあたたかい雰囲気でまとめられています。

これらは、焼いたタイルに後から彩色されているのではなく、タイルのもとになる色のついた粉を盛る→窯で焼く→タイルになる というプロセスで作られています。

写真では伝わりにくいのですが、実物を触ってみると、タイルのぷくぷくとした凸凹が感じられます。

砂絵の厚盛りバージョンのような技法(?)なのですが、これが非常に難しい。そしてとにかく時間のかかる地道な作業です。

つまり、チヒロさんのタイルは、非常に高度な技術と、途方もない時間&忍耐力をもってして制作されているのです。

凡人である筆者から見ますと、この作業、ほとんど狂気の域です。※リスペクト表現です…

そんなチヒロさんのタイル作品がどのように作られているのか。今回、体験させてもらうことができました。

取材場所であるご自宅でお会いしたチヒロさんは、マスク越しでも太陽のような笑顔が輝いていました。

そう。チヒロさんは、少し怪しげな作風とは裏腹に(?)圧倒的【陽】のオーラを持った女性なのです。

そこでまず我々を迎えてくれたのは…【オガム占い】

タイル作家さんが占い? どういうこと? 【オガム占い】って何?

同行スタッフ・Mr.坊主氏も困惑を隠しきれない様子でした…。

実はチヒロさんは占い師でもあるのです。

便宜上、チヒロさんを【タイル作家】と紹介しましたが、チヒロさんのアート活動は、ジャンルを超えて多岐にわたっています。

チヒロさんの豊かな内的世界を根幹として、まさに、大きな幹から枝葉が無限に伸びるように…。

そこで【オガム占い】です。

チヒロさんの説明によると、オガム占いとは、「精神、魂をサポートしてくれる

ケルトの樹木からのメッセージ」。よくわからないけど、とにかくワクワクしますね。

まず、この占いの道具、すべてチヒロさん手作りの陶器です。その時点で凄いです。「古代の魔女が使っていたアンティーク物」と言われても信じてしまいそうな趣がありますよね。

美しい植物が描かれた小さなターンテーブルに、コイン状のものを並べていきます。

そこに刻まれている記号が【オガム文字】。魚の骨みたいでカワイイ(^^)

※後に調べたところ「ラテン文字をもとにした一種の秘密文字」とのこと。結局よくわからない…

そしてこちらの人形は【アルムちゃん】と【ルイくん】

魂と精神を表しているそうです。もちろん、こちらもチヒロさん作です。

強烈すぎるインパクトに息をのみながらも、二体を握りしめ、自分の気持ちを込めます。 まずは筆者の恋愛について占ってもらうことに。チヒロさんの「レッツ・ルーレット!」という陽気な掛け声とともにターンテーブルを回します…。

そして示されたオガム文字から結果を読み取ってもらいます。結果はややビターなもの…。しかし余韻に浸る間もなく、占いは Mr.坊主氏のターンへ。

彼は「特に悩みがない」ということで、シンプルに「自分へのメッセージ」を見てもらうことに。すると「自分を信じれば才能が開花する」という最高のメッセージが!! …いいなぁ~。

このように、占いも明るくエンタメにしてしまうチヒロさんですが、占い歴は15年以上と長く、アートセラピーや心理学も学ばれています。それらの知識を基に、相談者の心に丁寧に寄り添い、あたたかくアドバイスしてくれますので、安心して身を委ねて大丈夫!

【オガム占い】だけでなく【紅茶占い】【タロット占い】等もされるようです。

ちなみに、チヒロさんオリジナルのタロットデッキも販売されています。

タイルで作られたデザインがプリントされており、その独特&濃密な世界観は、まさにチヒロさんワールドの集大成。

このカードを手にしただけで、自分が「只者ではない何か」になったような気になれます。解説文がまたとてもユニークで面白いので、気になる方はぜひ読んでみてください。タロット占いのやり方も書かれています。私も購入しました ♪

ここからようやく取材開始。

記事を書くためのお話を伺ったのですが、チヒロさんは「実際にやってもらうのが一番だと思って(^^)」と、タイル作りの準備をしてくださっていました。

そこにはなんと、筆者の好きなキャラクターが下描きされたタイルが…。

まさかのサプライズ。

しかも、BGMまで筆者の好きな曲をかけてくれてる…。

取材を受ける側なのに、OMOTENASHIが行き届きすぎです。

まずは色見本の中から、使う色を選んでいきます。チヒロさんが自ら調合して作り出された色には、【ミシシッピ湾】【卵黄】【忠雄】など個性的な名前がつけられており、見ているだけでも楽しいです。(忠雄って誰? 安藤さん…?)

ちなみに、焼成前の粉の色は、焼成後とはかなり異なるため、作業中に色のバランスを見ることができません。頭の中で、焼成後の色を想像しながら作業していきます。この時点で離れ業です。

色を選んだら、粉を水で溶き、下地となるタイルに盛っていきます。極細の筆やスポイトを使うのですが……、これがなかなか思うようにいきません。

水の表面張力と、瞬時に固まっていく砂、その二つをうまいこと誘導して滑らかに盛る。自然法則 VS 人間 の、じりじりとした駆け引き…。

いや、「駆け引き」ではなく、「砂はともだち」、仲良くゴールを目指そうよ!という感じかな…。

短気な人なら「やってられるかー!」とちゃぶ台をひっくり返してしまうでしょう。

それほどに地道で微妙な調整が求められる作業です。

逆に、何かに没頭したいときには、うってつけです。

全神経を集中せざるをえないので、自然とマインドフルネスになり、日常の嫌なことも忘れられます。

震える指で進める作業……。そろり そろり……。

チヒロさんにサポートしてもらいながら、なんとか完成!

この後、1000度近い温度の窯で10時間ほど焼くことで、タイルが出来あがります。

チヒロさんの作品に比べるとかなりシンプルなデザインですが、作業には一時間ほどかかりました。しかも、今回は下描きや下準備などがされた状態からのスタート。一から自分でやる場合は、もっと時間がかかります。

チヒロさんの作品がどれほどの神業であるかを、改めて感じさせられました…。

そして焼きあがったタイルがこちら! Kawaii〜!! アイシングクッキーみたいで美味しそう!

作業が大変だっただけに、達成感があります。

タイルは丈夫なので、コースターとしても使えます。または裏にマグネットをつけて冷蔵庫に貼ったり、額に入れて飾ったりと、楽しみ方は様々。

自分の作ったタイルには、愛着がわきますよ!

また、チヒロさんは今回、読者プレゼント応募用の塗り絵も、描き下ろして下さいました。右は筆者が試しに塗ってみたものです。

ほどよい難易度で、とても楽しく塗れました!「あなたのまち にしのみや vol.5」に掲載していますので、ぜひ塗ってみてくださいね。

チヒロさんは10月に新しい工房をOPENされ、タイル教室、占いなど、活動の幅をさらに拡大される予定。「来る人がほっこりできる、癒しの場を作りたい」と今後の想いを語って下さいました。

いったいどんな工房になるのか…、気になりますよね?

おまかせ下さい。

工房完成後に改めて取材に伺い、ここ、にしのみやスタイルでレポートさせていただく予定です。

お楽しみに!

moonbows(タイル工房、教室)※10月OPEN予定

投稿日時 : 2022-10-10 12:00:00

更新日時 : 2022-09-23 18:58:14

この記事の著者

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