50年以上の歴史を誇る連合体育大会。もはやこれは西宮市の文化と言えるのでは。
甲子園球場で体育大会・・・こんな贅沢なこと、宮っ子ならではの特権だ。文教都市として、子育てしたい街として人気の西宮らしい行事と言えるだろう。
(このコーナーは、3人の子どもの小中学校連合体育大会を経験した宮っ子ママが取材レポート。なつかしい秘蔵写真も公開してくれました。)
甲子園の土を踏めるのは 宮っ子の特権
世代を超えて思いでに残る連合体育大会
昭和26年に中学が、昭和32年に小学校が連合体育大会(以下連体という)を初開催しました。それから途切れることなく50年余り。当時は学校数も少なかったのですが、西宮人気から子どもの数も増え、現在は小学校42校、中学校20校、特別支援学校1校。あの大きな甲子園のスタンドがほぼ埋まるまでになりました。
【昭和40年代初め】
【1967年】
ところで皆さんは、この連体が体育教育の柱の一つになっている事を知っていますか?
小学校では6年生で組み立て体操や徒手体操が出来るようになる体を作るために、1年生の時から指導内容を組み立てているそうです。
また、宮っ子だけでなく、宮ママにまで思い出作りの機会を与えてくれています。「甲子園のグランドに立てる!」と、他の土地で育った人も大喜び。宮っ子だった人も子どものころの思い出とともに感慨深いものがあります。
2006年は小連体の記念すべき50回大会として、参加全児童による人文字や、タイガースのマスコットキャラクターの登場など、華やかに開催されました。
中連体ともなると、小連体の楽しさ・和やかさから、プライド・迫力といったものへと雰囲気が変化します。
演技・競技の完成度も学年を重ねるごとに高まり、仲間への応援にも熱が入ります。
その極め付きが、各校生徒会主導による人文字です。生徒が発案した、たくさんの文字や絵を各校校歌にのって披露します。先生も生徒も、愛校心と達成感で胸が震える瞬間です。
全国的に見ても、小・中学校において、これほどインパクトのある行事はなかなか見当たらないでしょう。数多くのスターを生んだ、この甲子園が郷土の誇りとして子ども達の胸に刻まれます。
大人になってもずっと自慢できるこの経験を子ども達にさせてやりたいために、寝る間も惜しんで働く先生方。また、地域のために多大な理解を示してくれる甲子園球場。そして何よりも半世紀以上この大会を続けてくれている西宮市。
本当にありがとうございます。さすが、文教都市にしのみや!
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