毎月第4土曜日10:30~のなばなネットワーク「おはなしのひととき」では、太宰治作 お伽草子から「浦島さん」のお話を読んでいます。
5回目では、いよいよ乙姫とのご対面。あまりの高貴な風情に浦島はへどもどします。階段を上がると大広場があって、小粒の珠がしかれ、藻が固まった黒い岩、紫の小さな花、乙姫は小さな金色の金魚を従えて進みます。
亀が言った「歌と舞と美食と酒の国」とは、黒い岩となった藻は地上のどんなごちそうよりおいしく、紫の花を口に入れると気持ちよく酔う、乙姫の琴の音、小魚たちの舞。ここでお気の向くまま、勝手に幾日でもいつまでも遊んでいらっしゃい!こんなことを言われたら、だれだってつい長居をしてしまいますよねぇ~