SOS団in西宮に集合よ

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ごあいさつ

「涼宮ハルヒ」ファンのみなさんがたくさん西宮を訪れてくださることを、私たちはとてもうれしく思っています。

私たちが当たり前のように眺めている、ともすれば見過ごしている風景を、宝もののように大切に見てくださるみなさんから、私たちもたくさん気づきをいただきました。

ずいぶん遠くから来てくださる方もあるとお聞きして、せっかく来ていただいた西宮で、もっとたくさんの素敵な思い出をつくっていただきたいなと思いながら、
集まって交流していただく場所もなく、みなさんとの接点もないまま、「ハルヒファンのみなさん、ようこそ西宮へ」の思いを伝えきれないまま歳月が過ぎてしまいました。

毎年七夕が来るたびに、クリスマスが近づくたびに、何かできないかな・・・と思いながら、久しぶりの新作「驚愕」発売のブームにも乗れず・・・

それでもいつか何か、ハルヒに関わるイベントを西宮で との思いを持ち続けてきました

2012年、西宮市は観光振興の大プロジェクト「西宮まちを旅する博覧会(西宮まちたび博)」を開催しました。

街を挙げての観光元年。そこにハルヒがいなくてどうするのか!
海外からも注目される「涼宮ハルヒ」は西宮の観光に欠かせません。

アニメやラノベに関心のない人たちに、ハルヒとSOS団のすばらしさを訴えました。

ハルヒたちが歩いていそうな西宮の日常の景色、谷川流さんが愛したであろう西宮の魅力は
地元の者だからこそ紹介できるのではないか。そう信じて、私たちなりに企画してみました。

言い続ければ思いはかなうものですね。

私たちの思いを受け止めて、角川書店さんがGOサインを出してくださいました。

門外不出(?)で大事に守ってこられた涼宮ハルヒたちの名前と画像を「西宮の街の活性化につながるのなら」と使用することを認めていただけ、ようやく、ハルヒイベントを開催することができました。

開幕の日、わくわくと同時に、大きな不安もありました。

これまでハルヒを愛し、応援してこられたファンのみなさんに受け入れていただけるだろうか、
「今さら」と叱られないだろうか
正式に聖地と認められているわけではありませんから、他市のコンテンツツーリズムのような華々しいこともできない状況で、それでも来ていただけるだろうか、たのしんでいただけるだろうか。

開場前から待っていてくださるファンの方の姿を目にして、その不安は吹き飛びました。
楽しそうに展示を見、仲間と語り合うみなさんの笑顔や
たくさんのメッセージに「ありがとう」というあたたかい言葉までいただいて、
このイベント「SOS団in西宮に集合よ」を開いてよかったと、心から思いました。

遠くからもたくさんの方に来ていただきました。
ハルヒを知らない市民の方にも楽しんでいただけました。
たくさんの素敵な出会いがありました。
楽しい楽しい、夢のような15日間でした。

もっとこうすればよかった、あんなこともしたかった・・・反省や後悔がいっぱいです。
でも、それをはるかに上回る、うれしいお声や励ましをいただきました。

ほんとうに素敵なハルヒファンのみなさん、
栞ラリーにご協力くださったお店のみなさん、
いっしょに楽しんでくださって、ありがとうございます。

そして、涙が出るほど素敵な、西宮愛あふれるメッセージを寄せてくださった谷川流さん、ありがとうございます。
涼宮ハルヒとSOS団という、こんなにも愛されるキャラクターを生み出してくださったこと、心より感謝申し上げます。

企画してよかった。今つくづく思っています。

「次はいつ?」そんなお声もいただきますが、
私たちも 団長からの「集合よ!」の声を待っているところです。

その日を楽しみに、少しずつですが、ここで発信しながら
SOS団in西宮を守っていこうと思います。

西宮流(にしのみやスタイル)編集室

公開日:
最終更新日:2022/10/02