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生きているものを、生かし続けたい…。オルゴールを次の世代に残すために レストアラー   川原正明さん

音は響くもの…ここでそれを体感してください

工房にある川原さんのデスク

工房にある川原さんのデスク

オルゴールと言うのは、シリンダーでもディスクでも、円周に合わせて編曲されている。一つの小さなシリンダーには、なんと最高で12曲も入っている。

金属で出来たそれらを弾いて音を出すものや、穴の開いた紙のロールに空気を送って演奏するものなどがあったり、何種類もの楽器を演奏する自動演奏機まで本当に巾が広い。

当然それは、調整・修理する側のスキルが求められてくる。「やはり、欧米の方が修理の技術や部品も手に入りやすいですよ。でも、私の経験や知識、能力を最大限に活用して、出来るところまで自分の手で修復をしていこうと日々頑張っています。」
ジークフリード氏(ドイツのマイスター)の技術指導も受けた川原さんが、丹精を込めて守り続ける音色が、その日もお客様の前で響いていた。

シリンダーと櫛歯

シリンダーと櫛歯

「毎年夏休みには子どもプログラムも実施しています。音があふれている現代ですが、溢れすぎていて音を知らない子どもたちが多いような気がします。今年は、紙のロールに穴を開けて、自分で音を作ってもらいました。みんな顔が輝いていました。」

いつもと違う雰囲気の中で、小さな音を一生懸命聴いて欲しい。

そして、その仕組みを知って欲しいと、川原さんはオルゴールの原理が分かるような簡単な模型も手作りしている。
その模型は勿論、いつもの見学コースの中でも披露されている。

フイゴの原理も手作り

フイゴの原理も手作り

アンティークオルゴールの調度品としての魅力、中のメカニックな魅力、そして、針の先ほどの穴を通る空気で奏でる音色、シリンダーやディスクの小さなピンを弾いて出る音色・・・ここでは、そんなオルゴールの魅力にどっぷり浸れる。

音は響くもの・・・ここで存分に体で感じて欲しい。
理事長や川原さんを初め、職員全員のこの気持ちが、苦楽園の高台に立つ博物館を支えている。

掲載日:2010年1月15日

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