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生きているものを、生かし続けたい…。オルゴールを次の世代に残すために レストアラー   川原正明さん

手作りの道具で、自作のカルテを見ながら調整や修理をしていきます

河原さん独自の道具

河原さん独自の道具

川原さんには、ご自分で作っておられるカルテがある。
「オルゴールと言うのは、機械によって一つひとつ特徴があり、音色も音程も全部違うんです。ですから、もとの音色を一つずつ自分で分かるように記号のようにして書き残しています。それがあるから、次に調整や修理した時にはその音になるんです。」

素人が見せていただいても全く分からないが、とても几帳面に整理して書かれてある・・・ということはよく分かる。

「中には、針の先ほどの穴を空気が通って音が出るものもあります。
演奏中、ずっと空気を吸っていますので、ちょっとした埃もトラブルの原因になったりするんですよ。」

繊細な音色のでる仕組みを丁寧に教えていただき、前理事長が情熱を傾けて集められた気持ちが、少し判ったような気がした。

歯の掃除の道具も必要に迫られて手作り

歯の掃除の道具も必要に迫られて手作り

大きな機械は、修理や調整はそれが飾ってある場所でされる。ただ、中の小さな部品などの調整や修理は、やはり工房でないと出来ない。

そんな工房には、ボール盤や旋盤など大きなものに混ざって、小さな道具が一杯。

「その道具も手作りですよ。こんな細かい櫛の歯の掃除や修理には、先の形や角度が違うものがたくさん必要になってくるんです。
必要になった道具は自分で作ります。」

木工も金工も…すべてが勉強

木工も金工も…すべてが勉強

何だか、歯医者さんの使うようなものだと感じたのが、櫛の歯の掃除・・・だとわかって一人で勝手に納得した。

勿論ディスクや、シリンダーの突起なども修理する。「コイル以外は自分で作ります。」という言葉もこの工房に立つと実感できる。
0.3ミリという小さな穴にピンをはめ込んでシリンダーの突起も修復する。

掲載日:2010年1月15日

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