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生きているものを、生かし続けたい…。オルゴールを次の世代に残すために レストアラー   川原正明さん

古いものだからこそ、大切に使い、大切に守るんです

自動演奏楽器「3台バイオリン」

自動演奏楽器「3台バイオリン」

この堀江オルゴール博物館というのは、財団法人として1993年に開館した。故 堀江前理長が70歳を過ぎたころから世界を周り収集したアンティークオルゴールが展示さている。
ロシアのロマノフ王朝の最後の皇帝であったニコライ2世愛用のシリンダーオルゴールや、アレクサンドラ皇后のディスクオルゴール、ドイツの城で使用されていたという自動演奏楽器「3台バイオリン」などなど、書き上げたらキリがないほど貴重な物がたくさんある。

前理事長の堀江氏が、150年くらいで衰退してしまったオルゴールに哀愁を感じ、文化として残していく価値があると私財をつぎ込んで集められ、
今や世界でも有数のオルゴール博物館となっている。

オルゴールには、年代の古いものからシリンダータイプ、ディスクタイプ、自動演奏楽器などと大きく分けられる。
もともとは、教会の鐘(カリヨン)から始まり、時計に入り、シリンダータイプの頃のものは、高価で上流貴族のものだった。その後ディスクオルゴールが発明され、一般家庭やダンスホールなどでも使われるようになり、さらにコインを入れて動かすという、ジュークボックスのように使われ、その後自動演奏機へと変わって来たが150年ほどで全盛期が過ぎたというのが、オルゴールの簡単な歴史。

修理中は一瞬も気が抜けない

修理中は一瞬も気が抜けない



「ここにあるものは100年、200年前のアンティークなものです。使わなくても傷みますし、使いすぎても傷みます。
ですから、毎月プログラムを変えて皆さんにいろんなオルゴールを楽しんでいただけるようにしています。」こう話してくださる理事長の言葉を支えているのが、レストアラーの肩書きを持つ川原正明さん。
「お客様の前に出すには、きちんと調整しています。これほどの数があるのですから、きちんとリストにして、それぞれのオルゴールの状態をランク付けして管理しています。調整したり、修理してランクをあげたものを皆様に聞いていただき、また演奏して調整が必要なものは次回までに手入れするという風に・・・ね。」

掲載日:2010年1月15日

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