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日本でもここだけの製法 泥を入れて作る雁皮和紙(がんぴわし)は名塩和紙の特徴 人間国宝  谷野武信

名塩和紙の伝統を守りたい

家の中は、さながら名塩和紙の博物館

家の中は、さながら名塩和紙の博物館

 「あんまり継ぎたくはなかったですね。母親に頼まれて継ぎましたが、本当は背広着て勤めに行きたかったです(笑)」

それでも、お父さんの後を継ぎ、初めのうちはわからなかったが「だんだんと名塩和紙のことを勉強するようになって、どんどん世界が広がっていきましたね。」

今では、
谷野さんの作る和紙が、二条城・西本願寺・桂離宮・日光や沼津の御用邸・・・・
などなど数え上げたらきりがないほど、
日本の神社仏閣などの修理や修復
に使われている。「昨年も、熊本城の修復に500枚送りました。」

この名塩和紙が国宝の修復なくてはならなのは、
泥が入っているために長い年月を経ても色が変わらず、虫もつかない、ねずみもかじらない
から。
4色の土から5色の紙が出来る

4色の土から5色の紙が出来る



日本だけでなく、イギリスやニューヨークなど、海外でも使われる。ローマ法王にも献上された。

今では、自分の作る紙がなくてはならないものだと言う責任と伝統を守ると言う大きな仕事も増えた。

「子どもは、男の子が二人でしたが、どちらも家を出ていました。でも、今は次男が帰ってきて後を継いでくれています。一度は外に出たけど、外から名塩和紙のことを見て、 伝えていかないかんって思ってくれたようです。」
庭の片隅に盛られた使った後の土

庭の片隅に盛られた使った後の土



自分の若い時の思いがあるから、ご自分からは言わなくても、やっぱり跡継ぎが出来たのはうれしそう。






掲載日:2009年4月18日

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