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作者の気持ちを感じ、墨の色や字の勢いで作品が一番輝くように布を合わせます 美術表具師 奥田良三さん

西宮東口商店街にあるお店に、全国技能士連合会表装職種第一号マイスター認定者である美術表具師の奥田良三さんを訪ねて来た。


美術表具師 奥田良三さん





全国技能士連合会表装職種第一号マイスター認定者である
美術表具師の奥田良三さん

薄い写経の紙の裏打ちから始まった「表具」

この巻物に合う布は~~♪

この巻物に合う布は~~♪

これまでにもいろいろなところで取材を受けられている奥田さんは
「ひょうごの匠(たくみ)
の第一回認定者でもある。
事前に資料をいただいていたが、実は読むか読むまいかと迷った。
読めば、その資料に引きずられるのが怖かったから・・・。

ただ、秋の展覧会の時期に向けて一番お忙しい時期なので、無駄なお時間を省かないといけないだろうと思い、下準備をして伺うことにした。
それでも、静かにゆっくりと話してくださる内容がとても面白く、ずうずうしくも2階の裂地(きれじ)の棚や、下張り用に使うという昔の通い帳や大福帳まで見せていただいた。

展示会シーズンに向けて大忙し

展示会シーズンに向けて大忙し

「表具」とは、写経した薄い紙に丈夫な紙を裏に張る(これを裏打ちと言う)必要があったことから始まったと言われている。

しかし、
表具師の仕事の範囲は広い
障子やふすま張り、掛け軸や屏風や巻物などの作製、さらに古文書の修復などがあり、
建築から美術、そして文化財保護まで
に亘る。

今では、だんだんと少なくなる職業だが、奥田さんの所では、息子さんの学さんをはじめ、若い職人さんも育っているのは、きっと奥田さんの人柄も大きいのだろうと思った。


掲載日:2008年10月26日

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